第24回オリンピック競技大会(2022/北京)、通称「北京冬季オリンピック」が2月4日、開幕した。
91か国・地域から約2,900人の選手が参加し、7競技109種目が行われる。
北京は2008年に夏季五輪を開催しており、史上初めて夏冬両方の開催都市となった。
北京冬季オリンピックには、いくつかの不安材料がある。
まず、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の世界的流行により、厳戒態勢のなかで行われる。観戦チケットは一般販売されず、競技場で観戦できるのは招待客などに限られる。
雪不足も深刻だ。冬季オリンピック史上初めて、ほぼ全面的に人工雪に頼ることになるかもしれない。人工雪は非常に固くなる。選手が怪我をしないか心配だ。
米国や英国などは、中華人民共和国内での人権侵害を理由に、政府代表を送らない「外交的ボイコット」に踏み切った。
オリンピックは「平和の祭典」と呼ばれているが...
中華人民共和国や支那共産党に、オリンピックを開催する資格があるのだろうか?
北京冬季オリンピック開会式、微博(Weibo)より
1921年7月、コミンテルン(国際共産主義組織)の主導により支那共産党が結成された。
コミンテルンとは、国際共産主義運動の指導組織で、世界中を共産主義に変えようとしていた。そして、この目的のためなら暴力も肯定していた。
当時の支那大陸には中華民国という国があり、支那国民党が権力を握っていた。
支那共産党は結党当初は支那国民党とうまくやっていたが、内戦を始めることになる。第一次国共内戦(1927年~1937年)である。
支那共産党は壊滅寸前にまで追い込まれるが、日本と中華民国(支那国民党)が戦争を始めたため、支那国民党と和解する。
日本と中華民国(支那国民党)の戦争が終わると、支那共産党と支那国民党は再び、内戦を始める。第二次国共内戦(1946年~1950年代)である。第二次国共内戦による犠牲者は推定100万人。
この第二次国共内戦に勝利した(勝利がほぼ確定した)支那共産党メンバーが、1949年に建国した国が中華人民共和国である。
中華人民共和国が事実上、支那共産党の一党独裁国家であるのはこのためである。
中華人民共和国建国前後、支那共産党はウイグルやチベットに侵攻し、これらの地域を中華人民共和国に組み入れた。内モンゴルなども力を背景に組み入れた。
中華人民共和国(支那共産党)には元々、オリンピックを開催する資格はない!
ほとんどの隣国と国境問題を起こしている。日本も例外ではない。
現在、問題視されている人権弾圧も建国当初から存在していた。
まぁ、オリンピックが「平和の祭典」と呼ばれていることにも、筆者は少し疑問をもっているが。