先月24日、大和堆(やまとたい)周辺で、海上保安庁の巡視船が小銃らしき武器を保有した北朝鮮公船とみられる船に接近される事案が発生していたことがわかった。
菅義偉(すが・よしひで)官房長官が13日午前の記者会見で、産経新聞記者からの質問に答えた。
(筆者らが得た情報は「北朝鮮公船に乗っていた1人が小銃を構えて狙った」というものだが、 菅氏はそこまでは認めなかった)
大和堆(やまとたい)、原典:地理院地図|国土地理院
菅氏によると、8月23日午前9時半頃、大和堆周辺の日本の排他的経済水域(EEZ)内で、水産庁の取締船が船籍不明の船船を確認。
翌24日午前9時頃、同海域で、海上保安庁の巡視船が小銃のような武器を保有した船籍不明の船舶に接近された。
船籍不明の船舶は、北朝鮮関係のものである可能性が高いという。
なお、水産庁の取締船と海上保安庁の巡視船に被害は発生していない。
政府は北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に厳重に抗議した。
情報元:令和元年9月13日(金)午前 | 令和元年 | 官房長官記者会見 | ニュース | 首相官邸ホームページ
大和堆は日本有数の良漁場である。スルメイカや甘エビなどがよくとれる。
しかし、近年では北朝鮮の不法操業が相次いでいる。
スルメイカの漁期は6月から翌年1月だが、平成29年シーズンは北朝鮮漁船の乱獲により不漁となった。石川県漁協所属のイカ釣り船は、1カ月繰り上げて漁を終えることとなった。
北朝鮮漁船はロシアや支那の権益が及び海域での不法操業は基本的にやらない。リスクが大きいからだ。
筆者の考え過ぎかもしれないが...
いずれ大和堆で日本漁船が操業できなくならないか心配である。第二の尖閣諸島(せんかくしょとう)にならなければ良いのだが。
これは侵略である。