特定失踪者問題調査会は26日、北朝鮮向けラジオ放送「しおかぜ」が財政的に非常に厳しい状況になったと発表した。
活動休止に追い込まれる可能性があるという。
特定失踪者問題調査会とは、北朝鮮による拉致の疑いのある失踪事件について、調査などを行っている市民団体である。
北朝鮮全域向けた「しおかぜ」というラジオ放送も行っている。放送内容は、家族から被害者へのメッセージや、朝鮮半島情勢を伝えるニュースなど。
北朝鮮は「しおかぜ」を嫌がっているとみられる。今ままで何度か妨害電波を発信して、放送の邪魔をしている。
北朝鮮向けラジオ放送「しおかぜ」のイメージ図、作成:素人が新聞記事書いてみた
特定失踪者問題調査会によると、北朝鮮向けラジオ放送「しおかぜ」の放送には年間2000万円以上かかるという。
政府が支援をしてくれてはいるが1000万円以上足りず、その分は独自に調達していた。
今年に入り大口の寄付が打ち切られたため、総額が激減。存続が危ぶまれる状態に追い込まれた。
昨年4月、「しおかぜ」は二重放送(同時2波送信)を開始した。すると北朝鮮は、2波両方に妨害を開始したという。
電波妨害には大量の電力が必要となるため、電力不足の北朝鮮には大きな負担だという。
同調査会は活動を止めることはできないとし、各方面からの支援を要請した。
情報元:北朝鮮の状況と「しおかぜ」への妨害電波【調査会NEWS3220】(R02.3.26) | 特定失踪者問題調査会
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国会議員の報酬は年約4200万円。この他に秘書給与も国費から支出されている。
モリ・カケや「桜を見る会」で騒いでいる野党議員1人にかける国費を、「しおかぜ」の運営にまわすことができたら...
【令和2年6月12日 情報追加】
資金難で活動休止に追い込まれる可能性があった北朝鮮向けラジオ放送「しおかぜ」は、当面、継続の目途がたった。
運営している特定失踪者問題調査会に、1000万円を超える寄付金が寄せられた。