厚生労働省は24日、電話・オンライン診療を実施する医療機関の一覧をホームページ上に公開した。
25日午前8時現在、公表されている医療機関数は1万施設を超えている。
東京都は1059施設、大阪府は655施設。必要性が特に高いと思われる、北海道は596施設、沖縄県は24施設。奈良県のみ無かった。
今後、自治体から報告があった施設を随時、追加していく。
原典:厚生労働省
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を踏まえての措置で、電話・オンラインにより診察を行う。
オンライン診療とは、医師がスマートフォンなどの画面を通じて遠隔の患者を診察する仕組み。医療従事者や他の患者への感染を減らすのが目的。
電話・オンライン診療の手順
1.診療内容の確認
(電話・オンライン診療を行っているか確認)
受診しようと考えている医療機関のホームページを確認するか、直接医療機関の窓口に電話して確認。
(かかりつけ医または最寄りの医療機関)
まずは、かかりつけ医に相談。
かかりつけ医のない方は、電話・オンラインによる診療を行っている最寄りの医療機関に連絡。
2.事前の予約
(電話の場合)
医療機関に電話し、保険証などの情報を医療機関に伝えたうえで予約。
(オンライン診療の場合)
医療機関によって予約方法は異なる。詳しくは各医療機関のホームページを確認。
(支払方法の確認)
予約の際に合わせて支払方法についても確認。
3.診療
(診療開始)
医療機関側から着信があるが、オンラインで接続され、診療が開始。
(本人確認後、症状説明)
まずは、受診を希望されているご本人であることを確認するために、求められた個人情報を伝えた後に、症状等を説明。
電話やオンラインによる診療では、診断や処方が困難な場合もある。
4.診療後
(医療機関への来訪を推奨されたら)
必ず医療機関に直接かかる。
(薬の処方を受けた場合)
薬の配送を希望する場合は、薬を出してもらう最寄りの薬局を医療機関に伝えたうえで、診察後、薬局に連絡。
電話やオンラインによる服薬指導を受けられ、その後、薬が配送される。薬局に来訪されて服薬指導を受ける必要がある場合もある。
医療機関で新型コロナウイルス感染症にかかる事例は、すでに多数でている。
高齢の方の多くは、電話・オンライン診療には抵抗があるだろう。
しかし、自らの身を守るためには必要なことだ。
安全はタダではない。