米国の中間選挙は6日(日本時間7日)、投開票された。
今回改選された連邦議会は、上院は100議席のうちの35議席、下院は全435議席である。
開票の結果、上院は共和党、下院は民主党がそれぞれ多数派となった。
米国第45代大統領 ドナルド・ジョン・トランプ、出典:Wikipedia
トランプ大統領は6日、上院選での勝利を受け、「今夜はとてつもない成功でした。皆様、ありがとうございました!」とツイートした。
Tremendous success tonight. Thank you to all!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) November 7, 2018
今回の中間選挙はトランプ大統領にとって、「どちらかと言えば、勝った選挙」と言える。
少なくとも負けではない。
ちなみに、翌日のダウ平均株価は、前日比+545.29ドル(+2.13%)で、終値は26,180.30ドルと大幅に上昇した。
米国の中間選挙は、大統領職の任期(4年)のうち、半期(2年)が経過した時点で行われる。このため、「中間選挙」と呼ばれている。
通常は、米国の「選挙の日」である「11月の第1月曜日が属する週の火曜日」に行われる。今回は11月6日である。
上院議員の1/3と、下院議員全員が改選となる。欠員が生じている非改選上院議員の補欠選挙なども行われることが通例である。
また、多くの州知事の選挙なども同時に行われる。
中間選挙には、大統領の審判という性格がある。
大統領の与党が議席を減らすことが多い。近年において議席を増やしたのは、「9・11テロ」の翌年に行われた2002年のみである。
過去10回の中間選挙(今回含む)
・大統領の与党が上院・下院ともに勝利:1回
・大統領の与党が上院・下院一方で勝利:3回
・大統領の与党が上院・下院ともに敗北:6回
中間選挙は大統領の与党が、上院・下院ともに過半数を割る場合が多い。
どちらか片方だけでも過半数を取ることができれば上出来だ。
平成30年11月7日の新聞各紙
上の写真は、今朝の全国紙の一面である。
「タイトル」を見ただけでは、トランブ政権及び共和党が敗北したかのような印象を受ける。
日本や米国のマスコミの報道の多くはこのような感じだ。
この報道に疑問を感じるのは、私だけだろうか?
米国の中間選挙に関するアンケートです。
— 素人が新聞記事書いてみた (@np_ama) November 7, 2018
トランプ政権は、どちらかと言えば、勝利したと言えますか?
それとも、敗北したと言えますか?
ちなみに、twitter上のアンケートでは、マスコミの報道とは全く別の回答がでている。