素人が新聞記事書いてみた

新聞記事のつもりでブログを書いています。

韓国、レーダー照射反論動画を公開、具体的な証拠なし

韓国国防部は4日、「韓国海軍レーダー照射事件」に関して、日本の主張に反論し、韓国の主張を正当化するための動画を YouTube 上に公開した。

 

韓国海軍レーダー照射事件とは、平成30年12月20日午後3時頃、能登半島沖で、韓国海軍の駆逐艦「クァンゲト・デワン」が、海上自衛隊の哨戒機「P-1」に、火器管制レーダー(射撃管制用レーダー)を照射した事件である。国際法上、武器使用に準ずる行為とされている。

21日、岩屋毅 いわや たけし防衛相は、緊急記者会見を開き事実を公表した。

22日、韓国海軍は「火器管制用レーダーを作動させたことは事実だが、日本の哨戒機を狙う意図は全くなかった」と話している。

24日、韓国政府は今までの説明から一転、「レーダー照射を行った事実はない」として、日本が事実と異なる発表を行ったと主張した。

28日 、防衛省は現場にいた哨戒機「P-1」が撮影した動画を公開した。

韓国海軍艦艇による火器管制レーダー照射事案について - YouTube

平成31年1月2日、韓国国防部は、海上自衛隊の哨戒機が韓国の駆逐艦に「威嚇的な低空飛行」をしたとして、謝罪を求める声明を発表した。

4日、韓国国防部は韓国側の正当性を訴えるため、以下の動画を公開した。

 

www.youtube.com

 

動画タイトルは「日本は人道主義的救助活動の妨害を謝罪し、事実歪曲を直ちに中断せよ」となっている。

冒頭に韓国国防部の女性スポークスマンが発言し、その後にBGMやテロップを付けた動画流れ、以下の4つの事を主張している。

①なぜ海自は人道主義的救助の現場で低空威嚇飛行をしていたのか
②日本は国際法を恣意的に歪曲・解釈している
③韓国側は火器管制レーダーを照射していない
④日本側の通信内容は明確に聞こえなかった

そして、最後に日本に謝罪要求をしている。

 

動画の長さは4分26秒であるが、韓国側が独自に撮影したものは11秒ほどだった。

現場映像の大部分は、昨年12月28日に防衛省が公開した動画からの引用だった。

 

動画のサムネイル (見本)には、海上自衛隊の哨戒機「P-1」が低空飛行し、韓国海軍の駆逐艦「クァンゲト・デワン」の接近している画像が用いられている。

これは合成写真である。

韓国海軍の駆逐艦の画像に、海上自衛隊がフォトギャラリーで公開している哨戒機「P-1」の画像を合成したものである。

そもそも、韓国の駆逐艦の上に多くの人が乗っている時点でおかしい。

 

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韓国海洋警察が撮影した動画より、海上自衛隊の哨戒機「P-1」、出典:YouTube

 

韓国は海上自衛隊の哨戒機の飛行について、「駆逐艦の乗員が騒音と振動を強く感じるほど威嚇的だった」と批判している。高度150メートル、距離500メートルまで駆逐艦に近づいたという。

上の画像は韓国海洋警察が撮影した動画からのものである。11秒ほどの短い間で、海上自衛隊の哨戒機が最も韓国の駆逐艦に接近した時のものである。

韓国の駆逐艦は1番右の船で、全長は135メートル。

威嚇飛行と主張するのなら、韓国はその証拠を出すべきである。

 

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韓国海洋警察が撮影した動画より、「北朝鮮籍漁船」と「韓国海軍の救助船」、後方に韓国海軍の駆逐艦、出典:YouTube

 

動画の字幕には「(韓国海軍の)駆逐艦は遭難船救助のための捜索レーダーのみ使った」とある。

上の画像も韓国海洋警察が撮影した動画からのものである。「北朝鮮籍漁船」はもう発見されている。

捜索レーダーを使う必要はない。

 

それより、「北朝鮮籍漁船」と韓国海軍は、日本のEEZ排他的経済水域)内で何をやっていたのだろうか?

軍旗や国旗も揚げずに。

この海域で漁船遭難が発生した場合、例え北朝鮮の違法操業漁船であったとしても海上保安庁の巡視船などが救助にあたる。

報道された情報によると、北朝鮮籍漁船には4人が乗っており、1人は死亡、3人は餓死に近い状態だったと言う。20日に救助され、22日午前11時に、板門店北朝鮮側に引き渡されたとある。

 

自衛隊の哨戒機は、韓国の駆逐艦に対して、無線の周波数を変え3回も「呼びかけ」をしている。

聞こえないことは通常あり得ない。

韓国海軍の行動は明らかに怪しい。

 

韓国が公開した動画には、韓国側の主張の正当性を示す具体的な証拠は何もない。

むしろ、嘘の上塗りをしているように感じる。