大和ハウス工業は13日、支那・
預金残高と帳簿の差額は、約14億1500万元(約234億円)。
合弁先から派遣された、支那人の取締役2人と出納担当者(女性)1人の計3人が関与していた疑いがあり、現地の捜査当局に業務上横領などの疑いで刑事告訴する手続きに入った。
情報元:中華人民共和国の関連会社における不正行為に関するお知らせ
大連大和中盛不動産有限公司 の概要
所在地 :中華人民共和国大連市沙河口区星文園 53-1 号
代表者 :片岡 幸和(大和ハウス工業株式会社 上席執行役員)
事業内容:住宅開発および販売
資本金 :33億元
設立日 :平成17年(2005年)7月12日
出資比率:大和ハウス工業株式会社 83.65%、大連中盛集団有限公司 16.35%
売上高 :1億8001万元(平成30年12月末現在)
大阪市内で記者会見をした大和ハウス工業の
自らの進退については「考えていない。この件をしっかり調査したい」と述べた。
今月7日頃、出納担当者の支那人女性が会計書類を持ち出そうとしているのを別の支那人従業員が発見した。その後、この女性が出社しなくなったため、不審に思い、帳簿などを確認したという。
今月12日、大和ハウス工業は関連会社の経理担当者から「預金残高と帳簿で金額の差異がある」との報告を受け調査を開始。平成27年(2015年)からインターネットバンキングを通じ不正に送金された形跡があり、約14億1500万元(約234億円)が使途不明金になっていた。
不正送金には出納担当者の女性のほか、取締役2人も関わっていたとみられる。3人は親戚で、合弁先の
不正に引き出された約14億1500万元(約234億円)の全額が回収できなかった場合、大和ハウス工業には約117億円の損失が生じる。
大和ハウス工業株式会社の本社ビル(大阪市)、出典:Wikipedia
今回の事件が発生した原因は2つあると思う。
一つは、企業統治(コーポレートガバナンス)が全くできていなかったこと。会社の金が234億円も無くなっていたのに、誰も気がつかなかった。チェック体制が全くできていない。・・・というより論外である。
もう一つは、正しい歴史認識がないこと。大東亜戦争以前、多くの日本企業が支那大陸や朝鮮半島に進出し、酷い目にあった。現在も韓国では、日本企業に対し多くの訴訟が発生している。経営陣の多くが、通州事件や通化事件など、大陸や朝鮮半島で過去に起きた出来事について知っていたら、積極的に進出したいとは思わないはずだ。
この事件は、起きるべくして起きたように感じる。