「放送法の一部を改正する法律」が29日、参院本会議で賛成多数で可決、成立した。
NHKは全番組を放送と同時に、インターネットへ常時配信することが可能となる。施行は今年度中の予定。
NHKは令和元年度中に、地上波の「総合」と「Eテレ」を、放送と同時にネットへ配信するようになる見込み。スマホでも見られるようになる。現在、同時配信が可能な番組は、災害や重大なニュースなどに限定されている。
利用対象者はNHK受信料を払っている世帯の人で、追加料金は発生しない。受信料を払っていない人が配信サイトにアクセスした場合には、契約を促すメッセージが表示されるようにするという。ただし、災害情報などは誰でも視聴できるようにする。
NHK受信料を払っている人を認証する仕組みや、視聴できる端末を1契約あたり何台までにするか等、まだ未決定の事項もある。
改正法には、NHK業務の肥大化に歯止めをかけるための規定も盛り込まれた。配信の内容や費用に関する基準などを策定し、公表することが義務化された。
しかし、民放関係者などからは、NHKが肥大化するとの懸念の声も聞かれる。NHKは令和2年度以降のネット事業の上限を明確にしていない。
改正放送法が成立し、今年度中に施行される見込みです。NHKは地上波の番組をネットに同時配信できるようになります。
— 素人が新聞記事書いてみた (@np_ama) May 30, 2019
この放送法改正に賛成ですか?
国民も反対の意見も多い。
「将来的にネットからもNHK受信料を徴収するための準備ではないのか?」との声も聞かれる。
そう考えるのも当然だ。若い世代ほどテレビを見ない。NHK受信料は将来減っていくだろう。また、NHK集金人のなかには、強引に契約を迫る者も多い。国民が疑うのも当然といえる。
そもそも、NHKは日本に必要か?
筆者には受信料を払ってまでも必要なものとは思えない。