素人が新聞記事書いてみた

新聞記事のつもりでブログを書いています。

タンカー攻撃、日本の運航船も、ホルムズ海峡付近、船員全員無事

中東のホルムズ海峡近くで13日朝(日本時間同日昼)、日本の海運会社「国華産業」が運航する1隻を含む、石油タンカー2隻が攻撃を受け炎上した。

経済産業省は、「国華産業」が運航するタンカーの船員21人は全員無事で、日本人は乗船していなかったと発表した。

国営イラン通信は、「イラン当局の捜索チームが、2隻から船員44人を救助し、イラン南部の港へ運んだ」と報道した。

 

ポンペオ米国務長官は13日、機密情報や使用された武器、攻撃手腕などを踏まえ、「米政府はイランが背後にいたと判断している」と述べた。

ただ、具体的な証拠は示さなかった。

 

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ホルムズ海峡付近で攻撃を受け煙を上げるタンカー(国営イラン放送提供)

 

 攻撃された船うち1隻は、東京の海運会社・ 国華産業が運航しているパナマ船籍の「コクカ・クレージャス」。平成22年(2010年)竣工、全長170メートル、総トン数1万9000トン。

 

国華産業によると、船はメタノール2万5000トンを積み、6月10日にサウジアラビアのアルジュベール港を出港。6月20日にシンガポールに入港予定だった。

日本時間13日正午ごろ、「何者かに船外から攻撃を受け、エンジンルームの燃料タンクを貫通して出火した」とシンガポールの船舶管理会社を通じて連絡があったという。

船体後部に砲弾が貫通したような穴が開いていた。火災が発生したが、すぐに消し止められた。しかし、エンジンは止まってしまった。現場はUAEの都市フジャイラ沖で、陸地が近いイラン側から約25キロの地点。

約3時間後、エンジンルーム前方に再度攻撃を受けた。最初の攻撃を受けたのと、ほぼ同じ地点。

フィリピン人の船員21人は全員救命艇で脱出。1人が手に軽傷を負っているという。付近を通りかかったオランダ船に救出され、米海軍の軍船に乗り移った。

攻撃された船は奪われておらず、現場付近を漂流している。

 

もう1隻の攻撃された船は、マーシャル諸島船籍の「フロント・アルテア」だった。

 

 

ホルムズ海峡周辺では、今回のような事件が頻繁に起きている。

直近では令和元年5月12日、サウジアラビアとUEA(アラブ首長国連邦)のタンカーなど4隻が、何者かにより攻撃を受けている。

中東は血生臭い地域である。その原因を作ったのは欧米であるが。

 

現在、日本は原油の8~9割を中東に依存している。

日本は原油に頼らない社会をつくる必要があるではないのだろか?

もちろん、簡単なことではない。50年、100年の時間が必要だろう。

しかし、いつかは達成しないといけない。資源は無限にはないのだから。