香港で拘束した容疑者を中華人民共和本土へ引き渡せるようにする「逃亡犯条例」改正案の撤廃を求めるデモ隊数万人が12日、香港立法会(議会)を包囲し、周辺の幹線道路を占拠した。
香港政府は警官隊を投入、武力鎮圧を行った。
香港メディアによると70人以上の負傷者が出た模様。
デモ隊に対しゴム弾?を発射する香港警官隊、出典:メーン@香港 on Twitter
12日未明から、立法会を包囲したデモ隊と警官隊の間で、睨み合いが続いていた。
デモ隊は「逃亡犯条例」改正案の撤回を香港政府が決定するまで、解散しないと表明。
現地時間午後3時過ぎ、警官隊が武力鎮圧を開始した。
立法会は同日予定していた改正案の審議再開を見送った。
今回のデモでは、スマホなどで撮影した現場の様子が多数ネットにアップされている。
その様子を見る限り、 香港警官隊のやり方は余りにも非民主的と言わざるを得ない。
香港の警察官はさっきデモの人民に銃で撃ちました。#擴散希望 #hongkong #HK #NoChinaExtradition pic.twitter.com/AmtsD6fnlx
— メーン@香港 (@uramingy) June 12, 2019
警察に囲まれてフルボッコされてるなの武器も持ってない一般人#香港デモ#香港警察全員しね pic.twitter.com/O8iL0AkJDJ
— ケニー@ポケカハイ人 (@klau1001) June 12, 2019
ただ水を運んでいて何もやってないのに…
— トレイシー(香港🇭🇰→東京🇯🇵) (@Tracykeong) June 12, 2019
複数人が武器も何も持ってない人に対してこんなのをするのはマジでないわ
こういうのを見るとイラッとする
香港警察クソすぎるわ
もう人間がやることじゃない
どっちかって言えば暴徒はそっちだろ#香港デモ#香港頑張れ#香港加油#拡散希望 pic.twitter.com/Ppz2khNTX7
平成29年(2017年)の香港特別行政区行政長官(香港政府のトップ)の選挙(中国語版)から、候補者は指名委員会の過半数の支持が必要となり、候補は2~3人に限定と決定された。指名委員会の多数は中華人民共和国派で占められる。つまり、香港政府のトップは中華人民共和国派しかなれなくなってしまった。
これが決定した時に起きたのが、平成26年(2014年)の「雨傘革命」である。
香港政府トップの林鄭月娥(りんてい げつが)行政長官は今月10日、記者会見を行い、「逃亡犯条例」改正案を撤回する考えはないと表明している。
こんな事を言うと大袈裟と言われそうだが...
香港デモは、侵略者とそれを阻止したい香港市民との戦争である。日本の国会前で行われるデモとは真剣さが全く違う。
香港の民主主義は守られなければならない。
そのためにも、香港デモを一人でも多くの方に知ってもらう必要がある。