今日は世界人権デーだ。
昭和23(1948)年12月10日の連合国(国連)総会で「世界人権宣言」が採択されたことを記念して、昭和25(1950)年の同総会で制定された。
昭和43(1968)年以降5年ごとに、世界人権デーで連合国人権賞が授与されている。
日本では12月10日を挟むかたちで、直前の1週間(4~10日)が「人権週間」に、直後の1週間(10~16日)が「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」に指定されている。
エレノア・ルーズベルトとスペイン語版の世界人権宣言(昭和24年撮影)、出典:Wikipedia
世界人権宣言は、すべての人民とすべての国が達成すべき基本的人権についての宣言である。正式名称を「人権に関する世界宣言」という。
初めて人権保障の目標や基準を国際的にうたった画期的なものである。
世界人権宣言は前文と30の条文からなる。
第1~20条を自由権的権利、第21条を参政権、第22~27条までを経済的社会的諸権利、第28~30条を一般規定としている。
最も重要な部分は第1条である。日本人からすれば、当たり前のことが書いてある。
世界人権宣言 第1条
すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である。人間は理性と良心とを授けられており、互いに同胞の精神をもって行動しなければならない。
世界人権宣言は、条約ではなく、連合国(国連)総会において採択された決議である。同決議は勧告であるため、法的拘束力はない。
このため、世界人権宣言も拘束力がないというのが定説である。しかし、慣習国際法を明文化したものであるため、拘束力があると主張する者もいる。
この点は、「日本の憲法9条は平和憲法」という人達と似ており、興味深い。
12月10日は「世界人権デー」です。
— 素人が新聞記事書いてみた (@np_ama) 2019年12月9日
人権活動家のなかに、怪しい人はいると思いますか?
筆者は「人権」を過度に主張している人を、どうしても「怪しい...」と懐疑的にみてしまう。もちろん、そうではない人が大半だと信じたいが。
日本の「人権派」の大半は、支那がウイグルやチベットなどで行っている人権弾圧を批判しない。
その反面、日本人が朝鮮人に対して少しでも文句を言うと、「差別だ!」「レイシストだ!」と騒ぎ立てる。
本当に人権が大切だと考えているのか疑問である。
今日は世界人権デーである。本来なら、彼らは主張しなければならない事があるはずだ。
恐らく、日本の「人権派」の大半はしないだろうから、筆者が代わりにする。
北朝鮮は拉致した日本人を返せ!