今日は建国記念の日だ。
戦前は「紀元節」だった。
神武天皇の版画、月岡芳年(つきおか よしとし)作、出典:Wikipedia
建国記念の日は2月11日。
昭和41(1966)年、「建国をしのび、国を愛する心を養う日」として、国民の祝日に加えられた。
2月11日は、神武天皇が即位し、日本を建国したとされる日である。
引用:『日本書紀』卷第三、神武紀
「辛酉年春正月」というのが、神武天皇の即位日のことである。西暦(グレゴリオ暦)では、紀元前660年2月11日にあたる。
また、神武天皇が即位したとされる年を元年(紀元)とする紀年法が『皇紀』である。正式名は「神武天皇即位紀元」。
西暦に660を足すと皇記となる。今年は皇紀2680年である。
八咫烏(やたがらす)に導かれる神武天皇、『神武天皇東征之図』より、出典:Wikipedia
明治6年(1873年)から昭和23年(1948年)まで、2月11日は「
GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)は強権をもって、紀元節を廃止にさせた。
その後、保守派を中心に復活の動きが高まった。
昭和41年(1966年)「建国記念の日」として国民の祝日となり、翌年の昭和42年(1967年)から適用され、現在に至っている。
日本は世界最古の国である。
そして、素晴らしい国である。
外国、特にアフリカや南米などの治安の悪い国で生活すると、骨身にしみて実感できる。
今日の日本があるのは、先人達のおかげである。
私たちには、この素晴らしい国「日本」を、できるだけ良いかたちで次世代に引き渡す義務がある。