シャープがマスクの生産を始めることがわかった。
三重工場(三重県多気群多気町)で、3月中旬より1日あたり15万枚を生産。同月中にも販売する。その後、段階的に1日あたり50万枚まで増産する計画だという。
異業種からの参入は初。
支那・武漢発症のSARS-CoV-2(新型コロナウイルス)の影響により、国内ではマスクの品薄状態が続いている。
日本衛生材料工業連合会によると、平成30年度のマスク(医療用、産業用含む)の国内生産は国内流通量の2割ほどで、大半は中国製だという。
政府は新たに整備する製造ラインに補助金を出す制度を設け、マスクを生産してくれる企業を公募していた。
シャープの三重工場には、液晶ディスプレーを生産するためのクリーンルームがあり、一部はちょうど使われていなかった。マスクの生産には雑菌やホコリなどが入らない環境が必要だが、同工場にはその条件が整っていた。
シャープは社会貢献の一環として協力することを決めたという。
同社はマスク生産のための設備を新規に導入する。政府は投資額の一部を補助する方針。
平成23年に発売されたシャープのスマートフォン『AQUOS PHONE SERIE SHL23』
出典:Wikipedia
シャープは大阪府堺市に拠点を置く電機メーカー。登記名は「シャープ株式会社」。
主要商品は、液晶カラーテレビをはじめとする家電製品、スマートフォン、太陽電池、デジタル複合機、光通信部品など。
平成28年に台湾・鴻海精密工業(フォックスコングループ)の子会社となった。
平成31年3月期の業績は、連結売上高2兆4000億円、連結営業利益841億円、連結純利益742億円(端数切捨て)。
平成31年3月現在の従業員は5万3939人。
情報元:シャープ株式会社
日本衛生材料工業連合会によると、平成30年度のマスク(医療用、産業用を含む)の国内生産は国内流通量の2割ほど。大半が支那製だ。
なぜ国内でマスクが生産されなくなったのか。もちろん、儲からないからである。
シャープには年間2兆円を超える売上がある。
利益のみを追求する企業も多いが...シャープのような企業があることに救いを感じる。