8日のニューヨーク株式市場で、ナスダック総合株価指数が史上最高値を更新した。ダウ工業株30種平均も大幅に続伸。
ナスダック総合株価指数の8日の終値は、先週末比110.67ポイント高の9924.75。
ダウ工業株30種平均の8日の終値は、先週末比461.46ドル高の2万7572.44ドル。
令和2年6月8日の「ナスダック総合株価指数」の推移、原典:Nasdaq
ナスダック総合指数(NASDAQ Composite Index)とは、株価指数のひとつ。
米国の電子株式市場「NASDAQ」に上場している3,000を超える銘柄全てを対象に、時価総額加重平均で算出した指数。
昭和46年(1971年)2月5日の算出開始時点における終値を「100」として計算されている。
今年2月、ナスダック総合株価指数は史上最高値を更新した。3月になり、新型コロナウイルス感染症の流行により急落。4月以降は、経済対策や経済再開への期待で回復したきていた。
米国労働省は今月5日、令和2年5月期の雇用統計を発表した。
失業率は13.3%で、統計開始以降最悪となった4月の14.7%から改善していた。事前の市場予測は20%程度を見込んでいた。
更に、非農業雇用者数は前月比250万人増加となった。ブルームバーグの事前のエコノミスト予想の中央値は750万人の「減少」だった。
このため、今月5日以降はリスクを取って株を買う動きが優勢になっていた。
ただ、急激な株高を警戒する市場関係者もいる。
米国の経済に関することは、私たち日本にとっても重要なことである。単なる経済の話ではない。
今年11月3日には、米国大統領選挙がある。支那はトランプ大統領の再選を阻止しようとしている。
現在、米国各地で起こっている「白人警官が黒人男性が死亡させた事件」に対する抗議デモも、支那が利用し暴徒化させている。
経済と政治は密接に繋がっているのだ。