北朝鮮に拉致された横田めぐみさん(当時13歳)の父・横田滋さんが5日、亡くなった。北朝鮮による拉致被害者家族連絡会の初代代表。87歳。
滋さんの遺族による会見が9日、衆議院第一議員会館で行われた。妻の早紀江さんの他、めぐみさんの双子の弟・拓也さんと哲也さんも参加した。
妻の早紀江さんによると、滋さんは長い闘病生活だったが、弱音を吐かず、いつも笑顔で過ごしていたという。
早紀江さんは「(滋さんは)何も思い残すことがないほど、(拉致問題解決に)全身全霊で打ち込み、頑張ったと思っています」と心境を語った。
拓也さんは、「私個人は北朝鮮が憎くてなりません。許すことができない。どうして、これほど酷い人権侵害を平気で行い続けることができるのか、不思議でなりません」と心境を語った。
その上で、国際社会は北朝鮮にもっと強い制裁が必要と主張した。
今後については、「安倍総理と共にこの問題の解決を図っていきたいと思っています」と述べた。
哲也さんは、「一番悪いのは北朝鮮であることは間違いない」と前置きをした後、ジャーナリストやマスコミに苦言を呈した。
「安倍総理、安倍政権が問題なのではなく、40年以上も何もして来なかった政治家や、北朝鮮が拉致するはずはないと言って来たメディアがあったからで、安倍総理、安倍政権がここまで苦しんでいるのです」と心境を述べた。
「何もやってない方が政権批判するのは卑怯だと思います」とも。
拓也さん、哲也さんの発言からもわかるように、拉致被害者の家族は安倍総理を最も信用している。
そして、哲也さんの「何もやってない方が政権批判するのは卑怯だと思います」という発言。ここが今回の会見で、最も重要な部分である。
しかし...
ほとんどのマスコミはこの部分を報道していない。
テレビコメンテーターが偉そうなことを言っているのを見ると、 筆者も強い憤りをおぼえる。