ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は15日、核兵器に関する年間報告書を公表した。
令和2年1月時点で世界の核弾頭数は1万3400発となり、昨年から465発(約3%)減少と推計した。
北朝鮮が保有する核弾頭は30~40発となり、昨年の20~30発から増えた。
SIPRIによる世界の核弾頭数の推計(令和2年1月時点)、原典:SIPRI
SIPRIによると核保有国は9ヵ国で、令和2年1月時点の核弾頭保有数は以下のとおり。カッコ内は昨年の推計。
・ロシア 6375(6,500)
・米国 5800(6,185)
・支那 320(290)
・フランス 290(300)
・英国 215(200)
・パキスタン160(150-160)
・インド 150(130-140)
・イスラエル 90(80-90)
・北朝鮮30~40(20-30)
全体としては近年、減少傾向が続く。二大保有国のロシアと米国は、その数を減らしてきている。
支那は昨年より30発増やし、かつ、近代化を進めている。
北朝鮮は昨年、新型の短距離弾道ミサイルや潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)など計13回の発射実験をした。
長距離弾道ミサイルの発射実験しなかったが、SIPRIは「核開発計画を安全保障戦略の中心とし、優先し続けている」と分析した。
河野太郎防衛大臣は15日、秋田県と山口県で進めていた地上配備型ミサイル防衛システム「イージス・アショア」の配備計画を停止すると発表した。
イージス・アショアから迎撃ミサイルを打ち上げた際に切り離す、ブースター(推進エンジン)の分離に不具合が判明した。
一方、日本はその迎撃システムすら配備できない。
イージス・アショア配備に反対しているのは、地元の人間より、他所から来た者が多い。外国人も相当数いると思われる。
マスコミがあまり報道しないから、国民の多くはこの事実を知らない。