香港で1日、前日に施行された「香港国家安全維持法」に抗議するデモが行われた。
香港最大の新聞「東方日報」によると、デモ参加者は1万人ほどで、約370人が警察に逮捕された。
逮捕者のうち10人(男性6人、女性4人)は、香港国家安全維持法に違反した容疑。10人のなかには「香港独立」と書かれた旗を持っていた人もいた。
情報元:萬人挑戰國安法 拉得10個 全港共拘370人 - 東方日報
ヴィクトリア・ピークから眺めた香港市内、出典:Wikipedia
香港は平成9年(1997年)7月1日、主権が英国から中華人民共和国へ移譲された。
その時の条件は「一国二制度」を50年間継続することだった。一定の自治や国際参加、言論の自由などは認めるという約束だった。しかし...
令和2年(2020年)6月30日、香港国家安全法が施行された。これにより事実上、香港は一国二制度ではなくなってしまった。
香港国家安全法の概要
- 香港国家安全法は香港の法律より優先される
- 「国家分裂罪」「国家政権転覆罪」「テロ活動罪」「外国又は境外勢力と結託し国家安全に危害を及ぼす罪」の4種類の犯罪行為を処罰対象とする
- 最高刑は無期懲役
- 外国人にも適応される
- 外国勢力が介入した事案などは、支那本土の法律に基づき処理
- 支那政府は香港に出先機関「国家安全維持公署」を新設する
情報元:中华人民共和国香港特别行政区维护国家安全法 - 全国人民代表大会
#香港の自由の炎が完全に消えた日
— 大仁田厚 (@onitafire123) 2020年7月1日
デモに参加した300人以上逮捕
『香港国家安全法』違反で男女9人逮捕
1997年香港は英国から中国に返還
中国は香港を五十年間
言論・報道・出版の自由を認めていたが今日!香港の民主主義は消えたのだ
何も出来ないけれど
戦う香港の有志たちの姿に感動した
続く pic.twitter.com/x19Il2aAsx
「支那に厳しいことを言うべきではない!」という意見の日本人は多い。支那と商売をしている人達はほとんどだ。
支那が問題を起こしても、できる限り穏便に済ませようとする。
この時点で、支那との情報戦に負けている。
香港の出来事は対岸の火事ではない。