米国のアザー保健福祉長官は10日、台湾総督府を訪れ、台湾の蔡英文(さい えいぶん)総統と会談した。
1979年に米国と台湾が断行して以降、アザー氏は台湾を訪れた最高位の高官。
支那外交部は同日、アザー氏の訪台について「米台当局の往来に一貫して断固反対する」と反発した。
台湾国防部は同日、「支那の戦闘機が台湾海峡の中間線を超え、台湾側を飛行した」と発表した。
台湾の蔡英文総統(右)と米国のアザー保健福祉長官、原典:台湾総督府
台湾の蔡英文(さい えいぶん)総統と米国のアザー保健福祉長官の会談について、概要は以下のとおり。
蔡氏は冒頭、アザー氏の訪台は「過去40年ほどの間、台湾と米国の関係がこれまでになく改善されたという事実」と述べた。
ここ数か月間、両国は新型コロナウイルス感染症を防ぐため、様々な協力をしてきた。
台湾の人たちは、ホワイトハウス職員が「メイドイン台湾」のマスクを着けている映像を見たとき、喜んだという。
祭氏は、米国が台湾の世界保健機関(WHO)へのオブザーバー参加を支持していることについて「(ドナルドトランプ大統領を始めとする)米国の多くの良き友人に感謝したいと思います」と述べた。
アザー氏は冒頭、「トランプ大統領から台湾への強力な支援と友情のメッセージを伝えるためにここに来て本当に光栄です」と述べた。
先月30日に「台湾民主化の父」と呼ばれる李登輝(り とうき)元総統が亡くなったことについては、「台湾の皆様に、お悔やみを申し上げます」と述べた。
アザー氏は、台湾の新型コロナウイルス感染症対策を「世界で最も成功したものの1つ」と称賛した。
米台両国は今後、医療関係において緊密に連携していくことになる。
すでに、ワクチンや医薬品の共同開発も開始されている。
情報元:President Tsai meets US Secretary of Health and Human Services Alex Azar
米国と台湾の接近は、支那を抑制するという意味で日本の国益になる。
しかし、米大統領選挙などもあり、今後どうなるかは不透明な情勢だ。
とちらにしろ、日本は支那の侵略に備え、独自に防衛を強化しなければならない。
スパイ防止法制定は緊急課題だ。
しかし、現実は...