国民民主党の玉木雄一郎代表は11日、同党を「立憲民主党と合流する党」と「しない党」に分党したい考えを明らかにした。
玉木氏は、立憲民主党には合流しないことを表明した。
令和元年9月、国民民主党・立憲民主党・社民党などは、衆参両院で統一会派を結成してた。国会等で行動を共にすることにした。
現在、国民民主党に所属する国会議員は62人、立憲民主党は89人。共に旧民進党出身者が多い。
国民民主党内では立憲民主党との合流について、小沢一郎議員らの合流賛成派と、玉木代表らの残留派で意見が割れていた。
国民民主党緊急代表会見 https://t.co/UTv5SNfWai
— 玉木雄一郎(国民民主党代表) (@tamakiyuichiro) 2020年8月11日
国民民主党は11日、立憲民主党との合流について臨時執行役員会を開いたが、意見がまとまらなかった。
このため、「立憲民主党と合流する党」と「しない党」に分党することを決めた。
玉木雄一郎代表が臨時執行役員会後、国民民主党本部(東京都千代田区)で緊急会見を行い表明した。
玉木氏は、政党である以上、政策の一致が必要不可欠との認識を示した。具体的として消費税減税をあげた。
旧民主党政権を念頭に「理念や政策が異なる人が集い、無理やり党をつくっても、過去の反省を生かせない」とも述べた。
また、立憲民主党の枝野幸男代表との党首会談が実現しなかったことについては、不満を示した。
玉木氏は、これ以上協議を長引かせるのは良くないと判断。党として、立憲民主党の合併案を受け入た。
来週、両院議員総会を開き「分党」の了承を得たい考えを明らかにした。
分党に関しては、同党所属の一部議員から反対する声がでている。
筆者は、現状ではこれがベストだと思う。
国民民主党から立憲民主党に移る議員は、反日思想の強い議員が中心となるだろう。
国民民主党が国民のために活動する政党に変わることを、少しだけ期待したい。