沖縄県の玉城デニー知事は18日、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、陸上自衛隊第15旅団に災害派遣を要請した。
同旅団は同日、看護官等約20人を派遣した。すでに沖縄県内の医療機関などで活動している。期間は8月31日まで。
情報元:第15旅団の新型コロナウイルス市中感染拡大防止に関する災害派遣の実施について - 統合幕僚監部
沖縄県は18日、同県内で新たに33人の新型コロナウイルス感染症の陽性者を確認したと発表した
沖縄県内の累計感染は1689人、関連死は14人。
8月10~16日において、沖縄県内の新規陽性者は人口10万人あたり33・7人で、全都道府県で最高となった。2番目に高い東京都の13・2人の倍以上。
18日、新たに沖縄協同病院(那覇市)とハートライフ病院(中城村)の急性期病院で、新型コロナウイルス感染症の感染者集団(クラスター)が起きた。
情報元:感染症関連情報/沖縄県
沖縄県では、看護師など医療スタッフ不足が深刻になっている。
自衛隊が派遣した20人以外には、NPO法人ジャパンハートが看護師3人を派遣した。
全国知事会も、鳥取県、福井県、長野県、高知県、大分県から計10人の看護師を派遣する予定。
沖縄県によると、外部からウイルスが持ち込まれ、知らない間に広がっているという。
筆者の沖縄県在住の知人の話では、マスクをしていない観光客が多いという。
沖縄県でこれ以上、新型コロナウイルス感染症が拡大しないことを願う。
沖縄県では自衛隊や米軍に否定的に人が多いが、緊急事態にはこれらの組織の力が必要である。この事実も認識してほしい。