支那・湖北省にある「三峡ダム」で20日、入水量が毎秒7万5000立方メートルとなり、過去最高に達した。
水位も163メートルを超え、過去最高の166メートルに近づいた。同ダムの制限水位は145メートル。
情報元:全国水雨情信息
三峡ダム上流にあたる重慶市や四川省では、過去最大規模の水没が発生している模様。
出水をする三峡ダム、令和2年8月20日朝
三峡ダムとは、支那・長江中流域の湖北省宜昌市にある大型重力式コンクリートダム。
平成21年(2009年)に完成した。
通常水位は175メートル、制限水位は145メートル。発電ブロックの長さ(左岸)は643・6mメートル。ダム湖の長さは約570キロメートル。
2250万キロワットの発電が可能。世界最大の水力発電ダム。
水没した重慶市の様子、令和2年8月19日
長江流域では6月より、大雨が断続的は発生していた。
三峡ダムは6月中旬より、制限水位の145メートルを上回る状況が続いていた。このため、同月末には今年初の放水を実施した。その後も放水を続けたが、水位が下がることはなかった。
7月末には一時的に水位が160メートルを超えた。この頃から重慶市などで、水没が発生し始めた。
水没した重慶市の様子、令和2年8月19日
重慶市には、ホンダやいすゞ自動車など日本企業の製造拠点がある。
重慶に進出した日本企業経営者のうち、何人が今回のことを予想していただろうか?
支那と日本は、その社会の仕組みや習慣が大きく異なる。
日本と同じと思っていると、取り返しのつかないことになる可能性もある。