トランプ米大統領は22日、連合国(国連)総会一般討論で、支那を厳しく批判した。
新型コロナウイルスを "China virus"(=支那ウイルス)と呼び、支那に感染拡大の責任を取らせるべきと主張した。
更に、支那の環境破壊についても批判した。
【用語解説】
連合国総会一般討論:
総会で加盟国(現在193か国)等の代表が行う演説。一人15分以内。
連合国総会は毎年、本部のあるニューヨークで9月中旬から開かれる。連合国総会一般討論は、その約1週間後から順次行われる。
トランプ米大統領の連合国総会一般討論、原典:UN Live United Nations Web TV
トランプ米大統領の連合国総会一般討論は、 事前に録画された演説を総会会場で放映する形式で行われた。
今回、この形式をとる代表が多い。
トランプ氏は冒頭、「第二次世界大戦が終わり75年が経ち、連合国が創設され、今世界は再び戦闘の中にある。見えない敵『支那ウイルス』と戦っている」と述べた。
支那ウイルスは、無数の命を188ヵ国で奪ったとした。
その上で、「我々は世界にこの疫病をもたらした、支那の責任を問わなければならない」と主張した。
支那は感染拡大初期、迅速に国内を封鎖(ロックダウン)しなかった。これにより、支那ウイルスが世界中に拡散してしまった。
支那に実質的に支配されている世界保健機関(WHO)は当初、「ヒトからヒトへの感染の証拠はない」としていた。
米国は支那のこれらの行動について、「説明責任を問う」とした。
支那の環境破壊についても言及。
支那は多くのプラスチックごみを海洋に投機し、漁業資源を乱獲し、サンゴ礁を破壊した。有害な水銀も世界一排出している。
支那は温室効果ガスの排出も世界一で、更に拡大している。一方、米国は平成30(2018)年をピークに排出量は減少に転じた。
トランプ氏は「支那は環境のことを全く考えていない」と批判した。
また、名指しはしなかったが...
強制労働や人身売買、民族浄化などが少数民族に対して行われているとも指摘した。
トランプ氏は自分は米国を優先すると前置きし、「皆さんも自分達の国を優先すべき」と述べた。
トランプ氏は最後に「連合国に神の祝福あれ」と言った。
筆者はトランプ氏の演説に共感した。
日本のマスコミは新型コロナウイルスの感染拡大について、日本政府はやらたと叩くが、支那に対しては文句を言わない。
環境活動家も、なぜか、支那を批判することはない。
人権派も、ウイグルやチベット等の人権弾圧を指摘する者はほとんどいない。
万一、支那が覇権国になったら、世界は確実に変わる。
もちろん、悪い方に。