米国大統領選挙で、民主党のジョー・バイデン前副大統領(77)が共和党のドナルド・トランプ大統領(74)を破り当選確実となった。
米国東部時間7日午前(日本時間8日未明)、米国主要メディアが一斉に報道した。
バイデン氏はペンシルベニア州を制し、選挙人の数が270人を超えた。
米国大統領選は、州などに割り当てられた538人の選挙人の過半数(270人)を獲得した候補が当選となる。
トランプ氏は敗北を認めておらず、法廷闘争で続けるとしている。今後、複数の接戦州で開票結果が揺らぐことも考えられる。
米国大統領選は、相手候補が当選確実となり、敗れた候補が敗北を受け入れる声明を出して決着するのが慣例。
バイデン氏の勝利が正式に確定するまでには、曲折を経る可能性もある。
バイデン氏は1942年11月20日、ペンシルベニア州生まれ。
1969年に弁護士となり、1970年にニューキャッスル郡議会議員に選出された。
1972年にデラウェア州の上院議員に当選し、米国史上6番目に若い上院議員となった。以降、6期36年にわたり上院議員を務めた。
2008年の米国大統領選挙でバラク・オバマ氏と並んで副大統領に当選し、2012年の大統領選でも再選した。
バラク・オバマ前大統領の副大統領として、2期8年にわたり政権を支えた。
バイデン氏が就任すれば、米国史上最高齢の大統領となる。
副大統領には米国史上初めて、女性のカマラ・ハリス上院議員(56)が就任する。
支那共産党機関紙「環球時報」の胡錫進編集長は、バイデン氏の勝利を希望する内容をTwitterに投稿している。
バイデン氏が勝利したら、支那と米国の関係を「正常化」できる可能性があるという内容。
支那共産党にとって、バイデン大統領の誕生は歓迎とみていいだろう。
日本の国会ではここ数日、野党が日本学術会議の会員任命拒否は違法だと騒いでいる。
日本の議員が今すべきことは、安全保障の議論である。
国民の生命と安全が第一。