素人が新聞記事書いてみた

新聞記事のつもりでブログを書いています。

立皇嗣の礼、天皇陛下が「皇嗣」を宣明

立皇嗣の礼(りっこうしのれい)が8日、皇居で行われた。

午前に、文仁親王殿下が皇位継承順位第1位たる皇嗣となられたことを内外に宣明する儀式「立皇嗣宣明の儀(りっこうしせんめいのぎ)」が行われた。

午後には、文仁親王殿下が天皇皇后両陛下にあいさつする「朝見の儀(ちょうけんのぎ)」が行われた。

 

立皇嗣の礼は、憲政史上初めて行われた。

当初は4月の予定だったが、新型コロナウイルス感染症のため延期されていた。規模は縮小された。

賓客と食事を共にする祝宴「宮中饗宴の儀(きゅうちゅうきょうえんのぎ)」は、事前に中止となっていた。

 

f:id:newspaper-ama:20201109010841p:plain

「立皇嗣宣明の儀」で天皇皇后両陛下にお言葉を述べられる文仁親王殿下、宮内庁提供

 

午前11時すぎから、皇居・宮殿「松の間」で、立皇嗣の礼の中心的儀式「立皇嗣宣明の儀」が行われた。

天皇皇后両陛下を始め、文仁親王同妃両殿下、皇族方、内閣総理大臣など三権の長など約50人が正装で臨んだ。

 

天皇陛下は「文仁親王皇嗣であることを、広く内外に宣明します」と仰せになられた。

文仁親王殿下は「皇嗣としての責務に深く思いを致し、務めを果たしてまいりたく存じます」と決意を表明になられた。

 

その後、菅総理大臣が「寿詞(よごと)」と呼ばれるお祝いのことばを述べた。

皇嗣宣明の儀は15分ほどで終わった。

 

情報元:立皇嗣宣明の儀|政府インターネットテレビ

 

皇嗣宣明の儀が終わると、天皇陛下は歴代の皇嗣(皇太子など)に伝わる「壺切御剣(つぼきりぎょけん)」と呼ばれる守り刀を、文仁親王殿下にお授けになられた。

 

午後4時半すぎからは、皇居・宮殿「松の間」で、「朝見の儀」が行われた。

文仁親王殿下は、天皇陛下にお礼を述べられた。

天皇陛下は「国民の期待に応え、皇嗣としての務めを立派に果たしていかれるよう願っています」と仰せになられた。

その後、天皇皇后両陛下が文仁親王殿下、同妃殿下の順に、それぞれさかずきを授けられるなどして儀式は終わった。

 

これで、皇位継承に伴う一連の国家行事は全て終了した。

皇室の一層の御繁栄をお祈り申し上げます。