海上自衛隊と米国、インド、オーストラリアの海軍は17日、アラビア海で、海上共同訓練「マラバール2020」の後段を開始した。
海洋進出を活発化させている、支那を意識した訓練であることは明らか。
マラバールは元々、米海軍とインド海軍が毎年行っていた海上共同訓練である。2017年から海上自衛隊も加わった。
マラバール2020には、オーストラリア海軍が13年ぶりに参加している。
マラバール2020は「前段」と「後段」に分かれる。
前段は11月3日~6日にかけ、インド東方のベンガル湾で行われた。対潜戦訓練、対空戦訓練、対水上射撃訓練、対空射撃訓練、洋上補給訓練等が行われた。
後段は11月17日~20日まで、アラビア海北部で行われている。戦術運動訓練が主。
アラビア海で海上共同訓練「マラバール2020」の後段を実施する日米印豪の艦船(令和2年11月17日)、原典:インド海軍
マラバール2020の「後段」には、海上自衛隊から護衛艦「むらさめ」と第51航空隊が参加した。
米海軍からは空母「ニミッツ」、巡洋艦「プリンストン」、駆逐艦「ステレット」、哨戒機「P-8A」が参加。
インド海軍からは空母「ヴィクラマディチャ」、駆逐艦「コルカタ」「チェンナイ」、潜水艦「カンデリ」、補給艦「ディパック」など多くの兵力が参加した。
オーストラリア海軍からはフリゲート艦「バララット」が参加。
訓練は、米国海軍の空母「ニミッツ」とインド海軍の空母「ヴィクラマディチャ」を中心に、艦隊戦の演習などが行われた。武器の使用もあった。
日米印豪海軍(国内法上、自衛隊は軍隊ではない)の連携強化が図られた。
情報元:Phase 2 of Exercise Malabar 2020 in Western Indian Ocean | Indian Navy
オーストラリアのモリソン首相と肘タッチをする菅義偉総理、原典:官邸ホームページ
菅義偉総理は17日、官邸でオーストラリアのモリソン首相と会談した。
自衛隊と豪軍の共同訓練などに関する「円滑化協定」の締結で大枠合意した。
また、自衛隊が豪軍の艦艇などを守る「武器等防護」実施のための調整を進めることでも一致した。
支那は近年、急速に力をつけてきている。
対抗するためには、各国が連携し、対支那包囲網を構築する必要がある。
日本としては、自衛隊が各国の軍隊を守ることができるようにしなければならない。
反日派が邪魔しなければいいのだが...