日本の小惑星探査機「はやぶさ2」が、小惑星「リュウグウ」の試料採取に成功した。
同探査機が地球に持ち帰ったカプセル内に、リュウグウの黒い砂が入っていた。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が14日、発表した。
小惑星探査機「はやぶさ2」が持ち帰ったカブセル内部の写真、JAXA提供
カプセルは2層構造で、内部には試料を収める小箱がある。
内視鏡でカプセルの底を調べたら、黒い砂が確認できた。写真は1枚しか公開されていないため量は不明。
小惑星「リュウグウ」で試料採取をした時、試料を収める小箱に入らなかったものとみられる。
JAXAは15日にも、試料を収める小箱を確認するとしている。
試料には水や有機物が含まれているとみられる。太陽系の成り立ちや、生命の起源につながる情報が期待される。
2014年12月、小惑星探査機「はやぶさ2」はH-IIAロケットにより打ち上げられた。
2019年2月と7月、小惑星「リュウグウ」にそれぞれ着陸した。7月に着陸した時、試料を採取したとみられる。
同年11月、はやぶさ2は地球へ向け帰還。
2020年12月5日、はやぶさ2はカプセルを分離した。
翌6日、カプセルは大気圏に再突入。オーストラリア南部の砂漠に着陸。すぐに回収され、日本に輸送された。
JAXAは外国と比べると少ない予算で、見事、目的を達成した。
日本、大勝利!