クリスマス(英語:Christmas)とは、キリスト教における祭日であり、イエス・キリストの誕生を祝う日である。
イエス・キリストの誕生日という訳ではない。新約聖書には、イエス・キリストの誕生日を特定する記述は無い。
クリスマスは世界的には12月25日とされているが、キリスト教の一部の宗派では別の日となっている。
クリスマスイルミネーション、原典:フリー写真素材 Photo Chips
クリスマスは4世紀中頃には行われていた。
その起源は定かではないが、当時の古代宗教の「太陽の再生を祝う冬至の祭り」などを転用したものと思われている。
サンタクロースは、キリスト教の主教(司教)であるニコラウスの伝説が起源とされる。ニコラオスには、貧しい娘にお金をめぐんだという伝承がある。
クリスマスが現在のようにイベント化したのは、19世紀からである。
米国でクリスマスツリーに飾りつけをしたり、イルミネーションを施すようになった。これが世界中に広がり、キリスト教徒以外の人がクリスマスを楽しむようになった。
ソ連時代のロシアでも、クリスマスは行われていた。共産党は良い顔をしなかったが、国民の不満解消になると考え黙認していた。
日本でクリスマスが一般化したのは、明治時代の終わり頃からである。
戦時中も禁止になることはなかった。再戦前の部隊でも行われていた。
現在、クリスマスは世界的な行事となっている。クリスマスやイブなどが「国民の休日」となっていない国の方が少ない。
クリスマスが世界中に広まったのは商業的要素が最大の理由だが、筆者はキリスト教の勢力が強いことも相当影響していると思う。
クリスマスを楽しむのは悪いことではないが...
筆者は、新嘗祭(にいなめさい)や神嘗祭(かんなめさい)など神道における祭日を大切にしたい。