日系自動車大手4社に関して、支那における2020年新車販売台数が出そろった。
トヨタ自動車とホンダは過去最高を更新した。日産自動車とマツダは微減だった。
トヨタ・カムリ(支那仕様 Sportivo)、出典:Wikipedia
トヨタ自動車は7日、前年比10・9%増の179万7500台で、過去最高だったと発表した。8年連続で過去最高を更新。
車種別では「アバロン」が大幅に伸び、「レビン」や「レクサス」も前年比で1割超販売を伸ばした。
ホンダは6日、前年比4.7%増の162万6972台となり、2年連続で過去最高を更新したと発表した。
車種別では「アコード」「CR―V」「シビック」が20万台を突破した。
日産自動車は8日、前年比5・8減の145万6738台だったと発表した。2年連続のマイナスとなった。
マツダの支那の統括拠点「マツダ(中国)企業管理有限公司」は8日、前年比5・8減の21万4574台だったと発表した。3年連続マイナス。
ホンダ・アコード(支那仕様 ハイブリッド)、出典:Wikipedia
支那自動車工業協会によると、同国における2020年新車販売台数は、前年比1・9%減の2527万台程度だという。
前半は新型コロナウイルス感染症の影響により大きく落ち込んだが、後半は中央・地方政府による自動車の販売促進策で回復した。
トヨタとホンダが販売数を伸ばしている理由については、「買い替え時、下取り価格が高い点が評価されたのだろう」と分析した。
支那自動車工業協会は、2021年の新車販売台数を2630万台と予想している。
日本における年間の新車販売台数は、軽自動車も含めて500万台ほど。
一方、支那は2500万台。
自動車関連企業が支那に進出したがるのも当然といえるが、筆者には嫌な予感がする。
新型コロナウイルス感染症の世界的流行は、行き過ぎたグローバル化への警告のように思えるのだ。
このような主張をすると、頭のオカシイ右翼扱いされるのが日本の現状である。