素人が新聞記事書いてみた

新聞記事のつもりでブログを書いています。

世界史、白人による侵略の歴史と言える

高校の科目に『世界史』というものがある。

同科目ではオリエント文明ギリシャ文明、インド文明などを学ぶが、これらは世界史と言えるのだろうか?

筆者には地域史に思える。中東史とか西洋史などという感じだ。

 

『世界史』と言えるのはいつから?

様々な見解があり一概には言えないが、コロンブスアメリカ大陸到達(1492年)以降だと筆者は思う。

これ以降、ユーラシア大陸、アフリカ大陸、アメリカ大陸の相互の結びつきが強くなっていった。世界が連動するようになっていったと言うべきか。

 

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殺害したインディアンの遺体を埋葬する様子、ウンデット・ニーの虐殺(1890年)、原典:米国議会図書館

 

コロンブスアメリカ大陸到達以降、白人は同大陸への侵略を始める。

スペインが最初に侵略を開始。アステカ王国インカ帝国などを滅ぼしていった。

少し遅れてポルトガルも侵略を開始。主に現在のブラジルあたりを植民地とした。

16世紀初頭になるとフランスが、16世紀後半には英国がそれぞれアメリカ大陸への侵略を開始した。

アメリカ大陸にいた原住民のほとんどは、虐殺されたり、同化政策などにより、現在ではいなくなってしまった。

 

オランダは17世紀初頭から300年以上インドネシアを植民地にしたが、その統治は過酷を極めた。

1850年に飢饉が起こった時には、ドゥマック村の人口は33万6000人から12万に、ゴロボガン村の人口は8万9500人から9000人に減少した。

 

ロシアは17世紀終わり頃から本格的に侵略を開始。ロシアの領土は急速に拡大し、アラスカまで支配するに至った。この過程でロシアは多くの民族を絶滅させた。

ロシアの侵略は日本にとって脅威となった。

 

英国は19世紀初頭、インドに侵略を開始。1857年にはムガル帝国を滅ぼした。清(支那)にも難癖をつけ、アヘン戦争を引き起こした。

英国(大英帝国)の領土は18世紀初頭には人類史上最大となった。地球上の陸地の四分の一を超えた。

 

19世紀後半になると、ヨーロッパ列強はアフリカ大陸への侵略を本格化させる。

1912年には、リベリアエチオピアを除くアフリカ全土がヨーロッパのわずか7か国によって支配されてしまう。

 

有色人種が国家を持ち、人権が認められるようになったのは第二次世界大戦以降である。

世界史とは「白人による侵略の歴史」と言えるのだ。

白人支配が崩壊する起点となった出来事は、日露戦争大東亜戦争である。当時の日本人が頑張ったからである。

多くの日本人はこの事実を知らないが。