厚生労働省は20日、新型コロナワクチンを接種した2人から副反応を疑われる症状が出た...と発表した。
2人とも19日に発症し、すでに回復している。
新型コロナワクチンの接種は今月17日からは始まったが、「副反応の疑い」が公表されるのは初めて。
同ワクチンは19日午後5時時点で、5,039人が接種している。
副反応:予防接種後に発生した病気や症状のうち、予防接種との因果関係が否定できないもの
厚生労働省によると、1人は皮膚と口腔内にアレルギー反応(じんましん)がでたという。
もう1人は、寒けやふるえを感じる症状が出た。当初は重いアレルギー症状「アナフィラキシ」として報告されたが、後に訂正された。
じんましん:皮膚の一部が突然に赤くくっきりと盛り上がり症状。しばらくすると跡かたなく消える。
厚生労働省によると、どんなワクチンでもは体内に異物を投入するため、効果とともに、副反応の生じうるという。
同省は外部の専門家とも連携し、個々の副反応の疑いについて詳しく調べたいとしている。
情報元:新型コロナワクチンの接種後の副反応疑い報告の事例について|厚生労働省
新型コロナワクチンは、米国ファイザー製で「コミナティ筋注」という販売名。
接種は2回。1回目の接種から3週間後に2回目を受ける。
今月17日から先行接種が始まった。医療関係者約370万人に接種予定だったが、希望者が多く約100万人ほど増える見通し。
同ワクチンの予防効果は約95%。100万接種に11例ほどの割合で、重いアレルギー症状「アナフィラキシ」が出るという。
ここからは筆者個人の意見である。
新型コロナワクチンに対し、過度に期待するのも、必要以上に怖がるのもよくないと思う。どんな薬にも、効果と副作用(副反応)がある。
新型コロナワクチンについては、間違った情報を妄信している人も多い。
だから、情報公開が重要である。良い情報も、悪い情報も。