素人が新聞記事書いてみた

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天皇陛下、61歳に、コロナ乗り越える先「明るい将来、心待ちに」

天皇陛下は23日、61歳のお誕生日をお迎えになられた。

陛下は記者会見で、コロナ禍(か)に直面する人々への想いなどをお話になられた。

陛下は、国民が協力しコロナ禍を乗り越える先に「明るい将来が開けることを心待ちにしております」と仰せになられた。

 

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天皇陛下皇后陛下(令和3年2月2日)、宮内庁提供

 

天皇陛下は誕生日に先立つ今月19日、お住まいの赤坂御所で記者会見をなされた。

会見では、アクリル板の設置などの感染防止対策が取られた。

 

陛下は冒頭、日本の歴史には天変地異や疫病の蔓まん延など困難が幾度もあったことをご指摘。

歴代の天皇が自分にできる努力をしてきたことについて、その精神は現代にも通じるとの認識をお示しになられた。

その上で、「皇室の在り方や活動の基本は、国民の幸せを常に願って、国民と苦楽を共にすることだと思います」と仰せになられた。

 

陛下は「この1年は、コロナ禍に翻弄されてきました」とご回想。

「愛する方を失った御家族や御友人のお悲しみはいかばかりであったことでしょう。心から哀悼の意を表します」

「閉塞感からでしょうか、みずから命を絶つ人が増えていることも極めて痛ましいことで、皆で何とか防がなくてはなりません」と続けられた。

一方、医療従事者や保健所職員、社会的弱者を支える関係者らに対して、「国民の間で感謝の念を広く共有することができた1年となりました」とご感想。

そして「今しばらく、国民の皆さんが痛みを分かち合い、協力し合いながら、コロナ禍を忍耐強く乗り越える先に、明るい将来が開けることを心待ちにしております」と仰せになられた。

 

新型コロナウイルス感染症の影響で、天皇皇后両陛下や皇族方は国民と直接触れ合うことが難しくなられた。

このような中で取り組んだオンラインでの活動については、「臨場感があり、人と人とのつながりを肌で感じることができました」とご感想。

「引き続き、状況に応じた形で活用していきたい」と意欲をお示しになられた。

 

陛下は、発生から10年となる東日本大震災について「この震災が2万人を超える死者・行方不明者をもたらし、各地に甚大な被害を及ぼしたことは、今思い出しても胸が痛みます」と仰せになられた。

そして「私も雅子も、被災地に永く心を寄せていきたいと思っています」とも仰せになられ、再び被災地を訪れたい気持ちを明らかになされた。

 

秋篠宮皇嗣殿下の長女、眞子内親王殿下の延期されているご結婚についての質問には「秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております」とご回答なされた。

再び同様の質問があったが、「先ほど申し上げたこと以上のことは、今はお答えは差し控えさせていただきたいと思います」と仰せになられた。

 

情報元:天皇陛下お誕生日に際し(令和3年) - 宮内庁