政府は24日、高橋洋一内閣官房参与が同日付で辞任したと発表した。
高橋氏は今月9日、自身のツイッターに、日本の新型コロナウイルスの感染状況について「日本はこの程度の「さざ波」。これで五輪中止とかいうと笑笑」と投稿した。この投稿には諸外国との感染者数の推移を比較するグラフが添付されていた。
高橋氏は今月21日にも、日本の新型コロナウイルスの緊急事態宣言について「欧米から見れば戒厳令でもなく、屁みたいなもの」と投稿していた。
高橋氏に対しては「さざ波」投稿以降、左派マスコミや左派野党議員から激しい批判が起きていた。
立憲民主党と共産党は今月14日、衆院内閣委員会に高橋氏の出席が認められなかったことを理由に、途中退席していた。
菅義偉総理は24日、都内で記者団に「本人から『大変申し訳ない。訂正をしたい』とおわびを申し上げている。『これ以上ご迷惑をかけることはできない』ということで辞任した。大変反省されておられた」と述べた。
高橋氏は昨年10月、菅内閣において内閣官房参与(経済・財政政策担当)となった。
反日派は自分たちが気に入らない人間がミスをした時、それに付け込んで潰す。この構図は戦後、変わっていない。
彼らは自分たちの味方が同じようなことをしても、追求することはない。
共産党の志位和夫委員長は今月16日、自身のツイッターに「在留期限が切れたというだけで、何の犯罪も犯していない」と投稿した。不法滞在(オーバーステイ)は犯罪である。
高橋氏については、辞任は当然という人もいれば、その必要はないという人もいるだろう。
ただ、高橋氏が大バッシングを受け、志位氏は問題にすらならない現状を、筆者はオカシイと感じている。