2020年東京オリンピック、略称「東京五輪」が 令和3年(2021年)7月23日から8月8日に渡り開催される。
東京五輪では初めて、トランスジェンダー選手が出場することとなった。
トランスジェンダーとは、出生時の身体的性と性自認(自認している性)が違う人を指す言葉である。
出生時の身体的性は男性で、性自認が女性の人を「トランスジェンダー女性」という。その逆は「トランスジェンダー男性」。
その他に、性自認が男女のどちらでもない人を「Xジェンダー」という。
東京五輪に女性枠で出場するローレル・ハバード選手
五輪史上初のトランスジェンダー女性選手となるのは、ニュージーランドの重量挙げ選手、Laurel Hubbard(ローレル・ハバード、43)さん。
ローレルさんは男性として生まれたが、35歳のとき女性に性転換した。それまでは男子として競技に出場していた。
国際オリンピック委員会(IOC)は平成27年(2015年)、トランスジェンダー女性も「女性枠」で五輪に出場できるようにした。
出場の条件は、男性ホルモンのテストステロン値が競技の前の12か月間、10nmol/L以下であること。
この件に関しては、女性の重量挙げ選手を中心に多くの人から異議がでている。
皆さんはどのように考えているのか、Twitterでアンケートをとってみた。
男性から女性に性転換した人が「女性枠」で五輪に出場するのは?
— 素人が新聞記事書いてみた (@np_ama) 2021年6月6日
予想どおり、ほとんどの方が反対している。現時点で約9割。
支持の高い(「いいね」の多い)意見をいつくか紹介したい。
#K 岩山純三 様
性転換するのは自由だが、世の中を混乱撹乱する自由は無いぞ。
ことり 様
絶対反対です。
男と元男だらけの五輪(他の大会も含む)になります…
元の作りが違うのですから、マイノリティに迎合する風潮はどこかで線引きしないと。
JINRO_wiz 🗣 様
改造人間がOKなオリンピックなんて認めちゃったら、極論だけど遺伝子組み換え人間とか登場しそうじゃないですか。
手足の指の間に水かきのある人間とか。(^^;
リラックマ 様
昔ムエタイで「女性選手」と「手術後の女性になった選手」の試合があったけど、フィジカルが違い過ぎた(ムエタイルールなのでウェイトは同じ)。同じ階級でも筋肉量や骨格で差があり、女子の方が不利になると思います。
x68064 様
身体が男の者が女子競技に出る事をよしとしてしまうと、身体能力の差から女性がスポーツの場から排除されてしまう。
いかんでしょ。
今回の件に賛成している人たちの多くは「平等」とか「多様性」を口にしているが、結果は真逆になるだろう。
女性選手にとっては「不平等」だからだ。
この話を聞いたとき、筆者は物凄く嫌な予感がした。
「平等」を求め過ぎると、不平等な社会になる。ソ連や支那などの社会主義国を見ればわかる。
そして、「多様性」を求め過ぎると、社会的少数派(マイノリティ)は満足するが、社会的多数派(マジョリティ)には暮らしにくい社会となる。
無理をしてまで偽善をやると、悲惨な結果になる場合がある。そうならないことを、祈るばかりだ。