スイスで26日、同性婚合法化の賛否を問う国民投票が実施され、賛成多数で承認された。
スイス政府によると、同性婚合法化への賛成は64.1%。投票率は52.6%。
現在、西欧で同性愛者に婚姻の権利を与えていないのは、スイス、イタリア、ギリシャ、リヒテンシュタインの4カ国。
来年7月、スイスでも同性婚が合法化される見通し。
スイスでは既に、女性同士や男性同士のカップルが登録できる「パートナーシップ制度」というものがある。
婚姻に近い制度だが、同等という訳ではなかった。
パートナーシップ制度は廃止となる。
今回の同性婚合法化により、同性カップルが一緒に養子を取れるようになる。これまでは、パートナーの子供との養子縁組のみ。
パートナーの片方が外国人の場合、短期間で費用も安く帰化できるようになる。
女性カップルの場合、スイス国内で精子提供を受けられるようにもなる。
女性カップルは子供が生まれた瞬間から2人とも母親となる。ただし、外国の精子バンクを利用した場合には、生物学上の母親だけが母親。
なお、スイスの法律では匿名の精子提供が禁止されているため、子供は18歳になると精子提供者の素性を知ることができる。
筆者は同性婚には反対である。今までにない、新たな問題が発生する懸念があるからだ。最も懸念されるのは、帰化が容易になる点である。
西欧は同性婚が進んでいる地域である。そして、移民が多い。
西欧は昔と比べ、良くなったか?