静岡県議会は24日、いわゆる「コシヒカリ発言」をした川勝平太知事の辞職勧告決議案を賛成多数で可決した。
県政史上初。
辞職勧告決議に法的拘束力はない。議会の意思を対外的に表明する性質のもの。
川勝知事は12月分の給料と期末手当(ボーナス)を返上する意向を示したが、辞職は否定した。
川勝氏は先月23日、参院静岡選挙区の補欠選挙に立候補した山崎真之輔氏(無所属、立憲民主・国民民主推薦)の応援演説をした。
対立候補の若林洋平氏(自民党公認)は今年8月までの12年間、御殿場市長を務めていた。
この時、川勝氏が言った発言の一部は以下のとおり。
- こちら(浜松市)は食材の数も439(品目)もある。静岡県のうち3分の2以上がここにある。あちら(御殿場市)はコシヒカリしかない。ただ飯だけ食って、それで農業だと思っている。こちらにはウナギがある。なんでもある。
- 人口8万強しかないところ、その市長をやっていた人物(対立自民党候補)か、80万都市遠州の中心、浜松が生んだ(中略)こういう青年どちらを選びますか?
- あちら(御殿場)は観光しかない。それしか知らない人間が静岡県全体の参議院議員になってどうするんですか、ダメです。
これ等が、いわゆる「コシヒカリ発言」である。
川勝氏の「コシヒカリ発言」に対しては、各方面から抗議が相次いでいた。
御殿場市の住民らは今月10日、川勝平太知事の辞任を求める「請願」を静岡県議会議長に提出していた。
請願は24日、辞職勧告決議案の採決の前に、賛成多数で可決された。請願に法的拘束力はない。
辞職勧告決議案を提出したのは、静岡県議会の最大会派「自民改革会議」である。
当初は法的拘束力のある不信任決議案の提出を検討していたが、出席議員4分の3もの賛成が必要なため不可能と判断。辞職勧告決議案に切り替えた。
辞職勧告決議案は議長を除く出席議員66人の記名投票で行われ、賛成47、反対19で可決した。
自民党や公明党などの議員は賛成。川勝知事に近い会派「ふじのくに県民クラブ」や共産党などは反対した。
「ふじのくに県民クラブ」は立憲民主党と国民民主党に加え、無所属議員からなる静岡県議会の会派。
川勝平太静岡県知事に関しては、以前からも知事としての資質を疑う声が多数あった。
支那を称賛したり、菅義偉前総理はバカにする発言をしたり、その他にも取り上げたらキリがない。
彼は同じような問題をまた起こすと...と筆者は思う。