天皇皇后両陛下の長女、敬宮(としのみや)愛子内親王殿下は1日、20歳のお誕生日をお迎えになられた。
1日と5日に皇居・宮殿などで、成年行事に臨まれる。
今後は学業を優先しつつも、成年皇族として公務に臨まれる。
愛子内親王殿下は宮内庁を通じ、ご成年に当たっての感想を文書で公表なされた。
これまでの日々を振り返り、「恵まれた色濃い歳月」とご表現。天皇皇后両陛下を始め、周囲の方々への感謝を述べられた。
今後は成年皇族の一員として、「一つ一つのお務めに真摯に向き合い、できる限り両陛下をお助けしていきたいと考えております」と述べられた。
愛子内親王殿下のご成年に伴い、成年皇室の方々は16人となる。
皇室では、高齢化や結婚による皇籍離脱で公務を担える皇族の数が減少してきている。
皇室では立場により成年の年齢が異なる。
皇室典範の規定により、天皇、皇太子及び皇太孫は18歳。それ以外の皇族は民法の規定に従うため、現時点では20歳。
来年4月に民法が改正され成人年齢が18歳に引き下げられる。秋篠宮家の長男、悠仁(ひさひと)親王殿下(15)は18歳で成年となられる。
愛子内親王殿下は現在、学習院大学で日本文学や日本史などについて学んでおられる。
宮内庁によると、新型コロナウイルスの影響で、この1年は通学の機会がなく、授業はオンラインでお受けになられていたという。
また、宮内庁は1日、愛子内親王殿下が来年3月の第3週、成年に当たっての記者会見に臨まれると発表した。
皇族の成年にあたっての記者会見は、これまでは20歳の誕生日より前に行われるケースが多かった。
宮内庁はこの時期にしたことについて、「質問に対するご回答を落ち着いて考えていただくのに、最も適した時期」と説明した。
愛子内親王殿下のご成年を、一国民としてお喜び申し上げます。