素人が新聞記事書いてみた

新聞記事のつもりでブログを書いています。

日本政策投資銀行、シンガポール子会社にサイバー攻撃

日本政策投資銀行DBJは11月30日、シンガポールにある子会社 DBJ Singapore Limited(DBJS社)が11月29日に外部からのサイバー攻撃を受けたと発表した。

 

日本政策投資銀行財務省所管の特殊会社。日本の政策金融機関、いわゆる「政府系金融機関」である。

資本金は1兆4億2400万円で全額政府出資。

令和3年(2021年)3月末時点で、従業員は1,230人、貸出残高は14兆8,377億円。

 

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日本政策投資銀行ロゴマーク

 

日本政策投資銀行によると、シンガポールDBJS社で11月29日、社内のファイルが開けないという不具合が発生。外部からのサイバー攻撃を受けたことが判明した。

被害拡大防止の観点から、同日中にDBJS社のサーバー及びパソコンの利用停止、ネットワークの遮断、メールの送受信の停止などの措置を講じたという。

 

DBJS社では、日系企業現地法人や地元企業など約100社の顧客情報を扱っている。

30日の時点では、顧客情報や日本政策投資銀行グループの情報流出は確認されていない。

今回のサイバー攻撃はDBJS社に限定されており、グループ他社で被害・影響は確認されていないという。

 

現在、外部の専門家を交えて調査を進めているという。

なお、現地捜査当局などには既に報告済。

 

DBJ Singapore Limited(DBJS社)
・設立:2008年12月
・CEO & Managing Director:大久保敏之
・従業員数:19人
・ 資本金:100万シンガポールドル(日本政策銀行100%出資)

 

情報元:グループ会社に対するサイバー攻撃について - 日本政策投資銀行

 

この手のサイバー攻撃は、情報の転売を考えた金銭目的の場合が多い。

顧客情報が外部に流出した可能性は十分にある。

 

サイバー攻撃は多様化してきている。そして、どの企業や団体でも起き得ることだ。

システムによる対策強化と同時に、従業員の訓練が必要である。

これも安全保障の一種だ。