NHK(日本放送協会)は契約者の許可なく、住民票の写しを取得することがある。
日本改革党の沓澤亮治(くつざわ りょうじ)豊島区議が情報を公開した。
沓澤(くつざわ)氏は先月29日、自身のYouTubeチャンネルで、NHKが契約者に郵送した「ご契約住所の変更のお知らせ」という書面を公開した。
契約者が引っ越しをした際、NHKに住所変更を届け出なかったため、郵送されてきたものだという。
書面には「NHKでは、お客様の住民票(除票)の写しを取得して」と明記されており、契約者の住所を変更した旨が書かれていた。
NHKが契約者に郵送した「ご契約住所の変更のお知らせ」、沓澤(くつざわ)豊島区議提供
NHKが契約者の許可なく、住民票(除票)の写しをとることがあるのは事実である。
NHKによると、対象になるのは郵送物が不着となった場合や、受信料を払わずに転居した場合だという。
日本放送協会放送受信規約には「放送受信契約者が放送局に届け出た氏名または住所を変更したときは、直ちに、その旨を放送局に届け出なければならない」と明記されている。
また、「NHKが公共機関への調査等により」契約者の住所等の変更を確認できた場合、NHK側で契約者の住所変更ができるともある。
第三者でも、正当な理由があれば住民票の写しを取得することはできる。
債権者(金融機関等)が債権を回収する場合、債務者(保険会社等)が債務の履行(保険金の支払い等)する場合、弁護士などが職務上必要とする場合など。
NHKが契約者の許可なく、住民票(除票)の写しを取得しているのは、違法ではないとみられる。
ただ...
このような事をするNHKに対して、筆者は不信感を抱いている。