支那で4日、デジタル人民元のスマートフォン専用アプリの配信が始まった。
同国内において、米アップルや米グーグルが運営するアプリストアからダウンロードできる。
デジタル人民元は、来月4日から始まる北京冬季五輪の関連施設で利用できる。五輪を利用し、国際的に宣伝する狙いがあるとみられる。
デジタル人民元を使うためのアプリ「数字人民元」試用版、スマートフォン画面のキャプチャ
デジタル人民元は、支那の中央銀行「中国人民銀行」が発行するデジタル通貨。
使用するには「数字人民元」というスマートフォン専用アプリをダウンロードする必要がある。
しかし、まだ試用版で今後改良されるという。
デジタル人民元が使用できる地域は、冬季五輪の会場となる北京、河北省張家口、上海など、現時点では一部の都市に限られている。
限度額は、身分証番号や銀行口座など個人情報を提供すると増えていく仕組み。最高額は限度額なし。
支那がデジタル人民元の導入する目的は、以下の3点といわれている。
国際取引の9割近くは、米ドルにより行われている。原油や天然ガスを買うには、米ドルが必要である。これは米国が苦労してつくった覇権だ。
支那がこれに手を出したら...タダでは済まない。