英国政府は17日、公共放送BBCのライセンス料(受信料)を2年間凍結すると発表した。
また、受信料制度の見直しも行うとした。課金制度への移行も含め、検討する見通し。
BBCは、ラジオ・テレビを運営する英国の公共放送局。
正式名称は「British Broadcasting Corporation」といい、日本語では「英国放送協会」という。
運営資金の大半をライセンス料(受信料)で賄っている。現在のライセンス料は年間159ポンド(約25,000円)。
収納率は約98%。75歳以上は免除。無許可受信者には、最高1000ポンド(約155万円)の罰金が課される。
BBC本社、出典:Wikipedia
英国のナディン・ドリーズ文化長官は17日、BBCのライセンス料について、議会で発言した。
2022年4月からの2年間は年間159ポンド(約25,000円)で凍結し、その後4年間はインフレ率に応じて引き上げることになった説明した。
2028年4月からについては未定。
ドリーズ氏はインターネットの高速化に伴い、既にネットフリックスやアマゾンプライムなどの動画配信サービスが普及しているとした。
その上で、「ライセンス料がBBCの資金調達モデルであり続けるべきか、個別に検討する」と述べた。
情報元:TV licence fee frozen for two years - GOV.UK
ドリーズ氏は16日、今回の受信料発表が「最後」になると、Twitterに投稿していた。
更に、高齢者が不払いを理由に脅される時代を終わらす必要があるとし、受信料制度の廃止を示唆していた。
BBCやNHKが行っている受信料制度は「不公平であると同時に、利権でもある」と筆者は思う。
この制度が国民のためになっているとは...到底思えない。