トヨタ自動車は28日、グループ全体の自動車販売台数が、令和3年は前年比10.1%増の1049万台だったと発表した。
2年連続世界一となった。
2位のフォルクスワーゲン(VW)グループは888万台。3位の日産自動車、三菱自動車、仏ルノーの三社連合は768万台。
自動車メーカー各社は昨年夏場以降、半導体不足などにより減産に追い込まれた。
トヨタ自動車も減産はしたが、グループ企業のデンソーなどに在庫があったおかげで、その影響を最小限に抑えることができた。
トヨタ自動車が製造・発売しているハイブリッド車「プリウス」、出典:Wikipedia
トヨタ自動車単体の自動車販売台数は、前年比10.6%増の961万台。
ハイブリッド車(HV)やスポーツ用多目的車(SUV)の販売が好調だったという。
トヨタ自動車を含む国内自動車企業は28日までに、令和3年の自動車販売台数を発表した。
大手企業の販売台数は以下のとおり。かっこ内は前年比増減率。
- トヨタ自動車 961万台(10.6)
- ホンダ 449万台 (0.7)
- 日産自動車 406万台 (0.9)
- スズキ 276万台(12.9)
- マツダ 128万台 (3.6)
- 三菱自動車 92万台(12.2)
- ダイハツ工業 91万台 (0.1)
- スバル 86万台 (-2.2)
トヨタ自動車の広報担当は「販売台数首位になることは目標ではありません。引き続き、お客様に信頼をいただけるその町一番の会社を目指します」とコメントした。
筆者もその通りだと思う。商売で最も重要なのは『信用』である。
トヨタ自動車は電気自動車(EV)に関しては出遅れたが、この精神がある限り、負けることはないだろう。