米国半導体工業会(SIA)は14日、2021年の世界の半導体売上高は5,559億ドル(約64兆円)で、過去最高額だったと発表した。
2020年の4,404億ドルから26.2%も増えた。
2021年の世界の半導体出荷数も1兆1500億個と、過去最高を更新した。
半導体表面に電子回路を形成し封入した部品「集積回路」、出典:flickr
半導体とは、電気伝導性の良い金属などの「導体」と電気抵抗率の大きい「絶縁体」の中間的な抵抗率をもつ物質のこと。
一般的に「半導体」と言う場合には、トランジスタやダイオードなどの半導体素子、若しくは、トランジスタ等で構成される集積回路(IC)を指す。
2021年の半導体売上高は、全世界で26.2%増の5,559億ドル(約64兆円)。
地域別では、支那が27.1%増の1,925億ドルで最大市場。米州は27.4%増と最も大きい伸び率が大きかった。
ヨーロッパは27.3%増、日本は19.8%増だった。
米国半導体工業会(SIA)は、今後数年間で半導体の需要が大幅に増加するとみている。
また、SIAは米国政府に対して、半導体の研究・製造などに積極的に資金提供すべきだと指摘した。
半導体に関しては、今後大幅に需要が拡大するという予想と、現状と余り変わらないという予想がある。
現在はコロナの拡大により品薄となっているが、10年後はどうなっているのだろうか?
どちらにしろ、日本は国内で使用する半導体については、できる限り自国内で賄えるようにした方がいい。