素人が新聞記事書いてみた

新聞記事のつもりでブログを書いています。

【皇紀】2682年2月23日

天皇陛下は本日、六十二歳の御誕生日をお迎えになられました。

天皇陛下のお誕生日を謹んでお祝い申し上げます。

 

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天皇陛下、出典:宮内庁

天皇誕生日の起源は古い。

光仁天皇時代の宝亀6年(775年)に「天長節の儀」が執り行なわれ、臣下は天皇の好物の酒を献上して宴を賜った...というのが最も古い記録である。

天皇誕生日は戦前まで「天長節(てんちょうせつ)」と言われていた。

 

明治元年(1868年)になると、天長節を国家の祝日として祝すようになった。

明治6年1873年)、天皇の誕生日は「天長節」とされ「国家の祝日」と法律で定められた。

大東亜戦争終結後の昭和23年(1948年)、GHQの意向により「天長節」という名称は廃止となった。しかし、国民の意向により「天皇誕生日」と変更され、天皇の誕生日を祝うことは現在も続いている。

 

天皇誕生日には毎年、皇居で一般参賀が行われている。

しかし、今上陛下の即位後初となる天皇誕生日、令和2年(2020年)2月23日の一般参賀は、新型コロナウイルス感染症の拡大により中止となってしまった。

そして、昨年の天皇誕生日も、今年の天皇誕生日も、一般参賀は中止となった。

筆者は一般参賀を楽しみにしているが、今は我慢の時だと自らに言い聞かせている。

 

日本は世界最古の国である。

長い歴史のなか危機的状況が何度も訪れたが、先人たちは乗り越えてきた。

日本が長く続いている理由の一つは、非常事態でも、暴動や略奪の発生率が低かったからだ...と筆者思う。世界の歴史を見ると、混乱に乗じ、国が崩壊する例は多い。

日本人の多くは東日本大震災が起きた直後でも、秩序を守り違法行為もしなかった。

 

日本人の行動には、自然や生業などに神が宿るとされる「神道」の考えが大きく影響している。

そして、神道を語る上で、天皇の存在は欠かせない。

天皇八百万の神の中でも最高の神格を有する「天照大神(あまてらすおおみかみ)」の末裔と考えられている。皇室の儀式が、神式でおこなわれているのはこのためである。

 

日本は天皇を中心とする国である。

日本人として生まれたこと、そして、天皇誕生日をお祝いできること...筆者はありがたいと感じている。