松野博一官房長官は14日、軍事的緊張が高まっているウクライナに滞在する日本人に対して、退避勧告を促したことを明らかにした。
直ちに出国を呼び掛ける領事メールを累次にわたり発出。同時に、個別に電話連絡するなどして粘り強く退避を呼び掛けたという。
ウクライナの危険情報(令和4年2月14日現在)、原典:海外安全ホームページ
ロシアはウクライナとの国境周辺に10万人規模の兵士を集めている。
ここ数日間は、実践を想定した軍事演習も行っている。
松野博一官房長官「事態が急速に悪化する可能性が高まっています」と危機感を示した。
近く、航空便が運航停止になる可能性もあるとした。
政府は今月11日、ウクライナ全土の危険情報を最も厳しい「レベル4」(退避勧告)に引き上げた。
12日より3日連続で、直ちに出国を呼び掛ける領事メールを発出。同時に、電話連絡などにより、国外退避を強く呼びかけている。
ウクライナには約150人の日本人がいるという。
今日14日より、現地の日本大使館員も、一部を除き出国させているという。
情報元:令和4年2月14日(月)午前 | 令和4年 | 官房長官記者会見 | ニュース | 首相官邸ホームページ
タリバンがアフガニスタンを制圧した時もそうだったが、軍事行動が開始されると、出国するのは容易ではない。
ウクライナに滞在する日本人が、退避を躊躇する気持ちはわかる。冷蔵庫の中の食べ物などは腐り、大変なことになる。
しかし、今は命を優先してほしい。加えて、多くの人に迷惑をかけることになるかもしれないから。