素人が新聞記事書いてみた

新聞記事のつもりでブログを書いています。

平成30年北海道胆振東部地震、災害状況、自衛隊の対応が早い

平成30年9月6日3時8分頃、北海道胆振いぶり)地方中東部を震源とする地震が発生した。

地震の大きさを示すマグニチュードは6.7(暫定値)。

北海道厚真町(あつまちょう)で震度7、安平町(あびらちょう)・むかわ長で震度6強を観測したほか、北海道から中部地方の一部にかけて震度5強~1を観測した。

 

f:id:newspaper-ama:20180906171900p:plain

出典:気象庁

 

地震発生後同日10時現在、震度1以上を観測した地震が44回(最大震度4が2回、最大震度3が8回、最大震度2が14回、最大震度1が20回)発生している。

地震発生後1週間程度、最大震度6強程度の地震に注意が必要。特に、地震発生後2~3日程度は、規模の大きな地震が発生することが多くある。

情報元:気象庁|報道発表資料

 

消防庁によると、7日6時15分現在、死者8名、心配停止5名、重傷3名、安否確認中26名。

情報元:平成30年北海道胆振東部地震による被害及び消防機関等の対応状況

 

HBC(北海道放送)は、「災害情報の特設ページ」を立ち上げた。ここで避難所や通信回線、停電、水道、給水所、交通機関の稼動状況などを知ることができる。

災害情報|HBC北海道放送

 

 

自衛隊は素早く対応した。

高橋はるみ北海道知事から自衛隊に対して、災害派遣要請があったのが6時0分だった。

それまでに以下のことをしている。

 

3時09分:防衛省災害対策室設置

3時11分:防衛大臣の指示
      1.関係府省庁及び自治体と緊密に連携し、情報収集に努めること
      2.被害が発生した場合に備え、万全な準備態勢を確立すること
      3.今後の状況の推移に的確に対応し、災害対応に万全を期すこと。

3時25分:第3航空団のF-2×2機が基地を離陸

3時39分:北部方面総監部のLO(人員2名、車両1両)が北海道庁に向け駐屯地を出発

3時40分:第7飛行隊のUH-1×1機が情報収集のため駐屯地を離陸

3時40分:第73戦連隊のFAST-Force(人員約35名、車両約5両)が苫小牧市に向け駐屯地を出発

3時42分:北部方面航空隊のUH-1×1機(映像伝送機)が情報収集のため駐屯地を離陸

3時47分:第7飛行隊のOH-1×1機、UH-1×1機が情報収集のため駐屯地を離陸

3時49分:第25航空隊のSH-60×1機が情報収集のため基地を離陸

3時56分:第2航空群のP-3C×1機が情報収集のため基地を離陸

4時06分:第7特科連隊のFAST-Force(人員約25名、車両4両)が厚真町に向け駐屯地を出発

4時16分:千歳救難隊のUH-60×1機が情報収集のため基地を離陸

4時33分:北部方面航空隊のUH-1×1機(映像伝送機)が情報収集のため駐屯地を離陸

4時40分:第73戦車連隊のFAST-Force(人員約35名、車両約5両)が苫小牧に向け駐屯地を出発

4時42分:第11飛行隊のUH-1×1機が情報収集のため駐屯地を離陸

4時45分:警戒航空隊のE-2C×1機が情報収集のため基地を離陸

5時30分:第71戦車連隊のFAST-Force(人員約25名、車両約5両)が白老に向け駐屯地を出発

 情報元:海道胆振地方中東部を震源とする地震に係る災害派遣について

 

6日13時30分現在、自衛隊の活動規模は以下のとおり

  • 人員(Personnel):約4,900名(今後約25,000名規模まで増派予定)
  • 車両(Vehicles):確認中(TBA
  • 艦船(Vessels):2隻
  • 航空機(Aircraft):20機

 

 

緊急事態が発生した時、最も頼りになる組織は自衛隊だ。

自衛隊がいなければ、被災者の救助も、破壊されたインフラの復旧も限定的なものとなる。