素人が新聞記事書いてみた

新聞記事のつもりでブログを書いています。

北海道、停電は今日にもほぼ復旧へ、節電が必要なのは?

世耕弘成(せこう ひろしげ)経済産業大臣は7日夕、平成30年北海道胆振いぶり)東部地震により、北海道で大規模に発生している停電について、経済産業省内で記者会見した。

 

世耕大臣

「明日中には最大360万キロワット程度の供給力を確保して、これによって北海道全域のほぼ295万戸へ電力供給が再開できる見通しが立ってまいりました」

「しかし、一方で道内の需要の実績を踏まえますと、週が明ける平日に需要が上振れをすること、あるいは今回稼働させている火力発電の中には、大変老朽化した火力発電所もありまして、こういった火力発電所が脱落をするという可能性があるということなどを踏まえますと、再度、周波数の問題などから、大規模な停電が起こるリスクもあるわけであります」

「復旧に直接関係のない電気の使用は控えていただくといった対応をお願いをしたいと思います」

 

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出典:世耕弘成 Hiroshige SEKO (@SekoHiroshige) | Twitter

 

今日8日中には、北海道で発生している停電が「一部地域」を除き解消できる見通しとなった。

8日7時現在、全295万戸中、停電しているのは2万戸程度。

情報元:北海道電力

 

今回の地震で、配電設備が破損した地域の復旧は遅れる見込みだ。

電力供給量はギリギリの状態で、大規模な停電が再び発生する可能性もある。

状況によっては、計画停電を実施する可能性もある。

大臣は電力供給のため節電を呼びかけた。

 

今回、北海道で大規模な停電が発生したのは、「苫東厚真(とまとうあつま)発電所」が緊急停止しからだ。

苫東厚真発電所が緊急停止したことにより、電力供給量が急激に減り、決まった周波数を保つことができなくなった。

そのまま発電を続けていると、発電設備が壊れてしまう。

このため、連鎖的に他の発電所も緊急停止したのだ。

 

停電発生時、北海道の電力需要は約310万kWだった。

このうち、苫東厚真発電所のみで半分程度の約165万kWを供給していた。

北海道電力は、その電力供給量の多くを苫東厚真発電所に依存している。

平成24年5月に、泊発電所原発3基、出力207万mW)の運転を停止してしまったからだ。

 

苫東厚真(とまとうあつま)発電所の再稼動までには、1週間以上かかる見込みだ。

それまでの間、皆で協力し、節電する必要がある。

一部の施設は営業を規制した方がいいように感じる。

例えば、パチンコ&スロット店だ。

更に、公営ギャンブル場やゲームセンターなども計画停電の対象にすべきではないのだろうか?