自衛隊の「インドネシア国際緊急援助空輸隊」は6日、インドネシアで発生した「2018年スラウェシ島地震」の国際緊急援助活動として、カリマンタン島バリクパパンと「被災地・スラウェシ島パル間」での物資輸送を開始した。
インドネシア国際緊急援助空輸隊は、被災地・スラウェシ島パルに、カリマンタン島バリクパパンから、JICA(国際協力機構)を通じ供与されたテントや浄水器、発電機の救援物資計9トンほどを現地に届けた。
スラウェシ島パルに到着した同隊は、インドネシア軍関係者などから大きな歓迎を受け、握手や記念撮影をした後、協力して救援物資を降ろした。
その後、再びカリマンタン島バリクパパンに戻った。
7日以降は、インドネシア側からの要請に応じ、主に食料などを被災地・スラウェシ島パルに輸送する予定である。
カリマンタン島バリクパパンでC-130H輸送機に救援物資を載せる自衛隊、出典:
防衛省統合幕僚監部 (@jointstaffpa) | Twitter
インドネシア国際緊急援助空輸隊は、インドネシア・スラウェシ島で起きた地震と津波の被災地支援のため現地に派遣されたものである。派遣地はインドネシアのカリマンタン島バリクパパン、派遣人数は約40人、主な業務内容は物資又は人員の輸送、主要装備はC-130H輸送機1機。
この他に自衛隊は、カリマンタン島バリクパパン及びジャカルタの「インドネシア現地調整所」に、被災状況及び現地活動に係る情報収集のため8人を同時に派遣している。
「2018年スラウェシ島地震」の発生時刻は2018年9月28日18時2分頃、震央はインドネシアのスラウェシ島中部(南緯 0.2度、東経 119.8度)、地震の大きさを示すマグニチュード はM7.5。
情報元:日本気象協会 tenki.jp
インドネシア国家災害対策庁は10月5日現在、死者が1,558人に上ったと明らかにした。
行方不明者は113人、重傷者は2549人。
6万5733戸が損壊し、住居を失うなどして避難所に移った住民は7万821人に達した。
情報元:インドネシア犠牲者1558人に 地震から1週間、スラウェシ島|Web東奥
台風や地震などの自然災害、テロや大事故の発生、外国からの侵略、不発弾や機雷などの危険物処理など、本当に困った時に頼りになるのが自衛隊だ。
そして、彼ら自衛隊は与えられて任務を黙々とこなす。
なぜ自衛隊を批判する人達がいるのが不思議だ。
一度被災して、電気も水道もなく、店へ行っても商品がない状態を数日経験すれば、自衛隊の存在がどれほど心強いものかわかる。