法務省は16日、衆議院法務委員会理事懇談会で、外国人技能実習生の実態調査について公表した。
同制度に関しては、失踪者の増加や低賃金労働など、以前から問題視されていた。
外国人技能生の失踪数の推移、出典:経済産業省
外国人技能実習生の失踪者数は、昨年は7089人、今年は1月~6月の半年で4279人だった。この数字は、出入国管理・難民認定法違反で摘発された人数である。実際の人数はこれより多いと推測される。
受け入れ先から失踪し、昨年に不法滞在で強制送還の手続きがとられた実習生ら2870人から聞き取ったアンケートでは。
失踪理由(複数回答)は、最多が「低賃金」で1929人(67.2%)だった。次が「実習終了後も働きたい」で510人(17.8%)、その次が「指導が厳しい」で362人(12.6%)だった。
実習先での月給は、「10万円以下」が1627人(56.7%)、「10万円超~15万円以下」が1037人(36.1%)だった。
22人は「最低賃金以下」だった。
情報元:衆議院
外国人技能実習機構は、技能実習制度による人材育成と通じた国際協力を推進することを目的としている。基本理念は以下のとおり。
技能実習の基本理念
技能実習制度は、我が国で培われた技能、技術又は知識の開発途上地域等への移転を図り、当該開発途上地域等の経済発展を担う「人づくり」に寄与することを目的として創設された制度です。技能実習法には、技能実習制度が、このような国際協力という制度の趣旨・目的に反して、国内の人手不足を補う安価な労働力の確保等として使われることのないよう、基本理念として、技能実習は、
①技能等の適正な修得、習熟又は熟達のために整備され、かつ、技能実習生が技能実習に専念できるようにその保護を図る体制が確立された環境で行わなければならないこと、
②労働力の需給の調整の手段として行われてはならないこと
が定められています。
この制度、国際協力の推進になっている?
むしろ、日本嫌いの外国人を増やしているのでは?
安い労働力が欲しいだけなのでは?
「技能実習の基本理念」は守られている?
・・・など、いくつも突っ込みたくなるところがある。
そもそも、安い労働力を使わないと継続できないというなら、すでに商売としては破綻している。
「外国人技能実習生制度」は必要だと思いますか?
— 素人が新聞記事書いてみた (@np_ama) November 17, 2018
こんな制度は無くした方がいい。
日本人のためにも、外国人技能実習生のためにも。