素人が新聞記事書いてみた

新聞記事のつもりでブログを書いています。

新防衛大綱・中期防、「いずも型」を空母化、宇宙・サイバーなど強化

政府は18日、「平成31年度以降に係る防衛計画の大綱 たいこう」と「中期防衛力整備計画(平成31年度~平成35年度)」を閣議決定した。

情報元:防衛省・自衛隊:「平成31年度以降に係る防衛計画の大綱について」及び「中期防衛力整備計画(平成31年度~平成35年度)について」

 

防衛計画の大綱とは、日本の安全保障政策の基本的指針である。10年程度を見越して定められる。略称は「防衛大綱」。各大綱は制定時の年度を基に○○大綱とも通称される。

中期防衛力整備計画とは、防衛計画の大綱に基づき、5年ごとの具体的な政策や装備調達量を定めたものである。略称は「中期防」。各中期防は開始時の年度を基に○○中期防と通称される。

 

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31防衛大綱は、日本の安全保障環境について、「極めて速いスピードで変化している」とした。また、現代戦では、宇宙・サイバー・電磁波の新たな領域での優位性確保が「死活的重要」と指摘し、強化の優先項目にあげた。

支那については、「既存の国際秩序とは相容れない独自の主張に基づき、力を背景とした一方的な現状変更を試みる」と批判し、東シナ海などの海空域において「軍事活動を拡大・活発化させている」と警戒している。

情報元:平成 31 年度以降に係る防衛計画の大綱について

 

31中期防は、平成31年度から5年間の予算を「平成 30 年度価格でおおむね 27 兆 4,700 億円程度を目途」とした。

整備については、宇宙・サイバー・電磁波の新たな領域で、それそれ1個隊(10~50人程度)を新設する。北朝鮮などからの弾道ミサイルに備えるため「陸上配備型イージス・システム(イージス・アショア)」2基を整備する。また、陸海空それぞれで現状に合わせ、多少の組織改編も行う。

防衛の要となる戦闘機は31年度より5年間で、F-35を45機購入、内訳は通常の飛行場を使用する「F-35A」を27機、短距離離陸・垂直着陸機能を有する「F-35B」を18機とする。更に、現在運用中のF-15のうち20機の性能を向上させる。

なお、F-35は大綱完成時には、147機体制(F35Aが105機、F-35Bが42機)となる。

31中期防には「検討の上、海上自衛隊の多機能のヘリコプター搭載護衛艦(「いずも」型)の改修を行う」と明記された。事実上の空母化と言える。ただし、来年度の予算に空母化の予算は入っていない。早くても改修を行うのは2020年度になる。そして、やらない可能性もある。

情報元:中期防衛力整備計画(平成 31 年度~平成 35 年度)について

 

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いずも型護衛艦、出典:Wikipedia

 

支那外務省は18日の記者会見で、日本政府が「31防衛大綱」などを閣議決定したことについて、「強烈な不満と反対」の意を表明し、日本側に厳正な申し入れを行ったことを明らかにした。

更に、○日新聞も社説などで痛烈に批判した。

日本の敵が批判するのは、良い政策ということである。