鹿児島大学の研究グループは、「緑色の光をメダカに当て続けたところ、性別がメスからオスに変化した」と発表した。
魚類は水温や水質などの変化により、種によっては性転換する場合がある。メダカも性転換した事例が報告されている。
しかし、『光』による性転換が確認されたのは、今回が世界初だという。
メダカ、出典:Wikipedia
同研究グループは、ふ化した直後のメダカに、約5センチの至近離で「緑色のLEDの光」を当て続けた。
すると、メスの個体に
更に、この「性転換したオス」とメスとを交配させたところ、その卵から生まれた稚魚は「すべてメス」だったという。
研究グループは、「緑色のLEDの光」以外の光でも実験したが、性転換は起きなかった。
性転換が発生した原因については、特定の光波長がストレスとなったのか、それとも、全く別のメカニズムであるのか、現時点では不明だという。
今回の研究成果は、チョウザメやサケなど卵の需要が高いメスの魚の効率的な